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名門大洋フェリーの新造船2番船「フェリーふくおか」進水。2022年3月に大阪~北九州・門司航路就航へ

2021年10月8日 発表

名門大洋フェリーの新造船2番船「フェリーふくおか」が進水

 三菱造船は10月8日、名門大洋フェリー向けの新造船2隻目の命名・進水式を三菱重工業 下関造船所 江浦工場で実施した。

 名門大洋フェリーから2隻受注している新造船の2番船となるもの。「フェリーふくおか」と命名された。2002年に就航し、現在運航中の「フェリーふくおかII」の代替船となる。

 フェリーふくおかと同じく、名門大洋フェリーとして歴代最大となる、長さ約195m、総トン数約1万5400トンの船舶で、旅客定員は675名、12mトラック約162台と乗用車約140台の収容が可能となっている。

 フェリーふくおかの名にちなみ、近代的なウォーターフロントを感じさせる「ベイサイドシティのきらめき」を基本コンセプトとした内装で、船体を大型化する一方で旅客定員を減らし、広々とした公共スペースや開放感のある展望レストラン、展望浴室、展望ラウンジなどを提供。

 旅客甲板への乗用車用積載スペース設置、客室の大部屋を廃してベッド化するなど、乗船客に向けたサービス強化を図っている。

 名門大洋フェリーでは、2021年5月に進水した1番船「フェリーきょうと」は、2021年12月16日に就航する予定。2番船のフェリーふくおかは2022年3月の就航を予定している。