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小田急、“ゼロカーボン”ロマンスカーを10月から運行。2050年にCO2排出量ゼロ目指す

2021年9月7日 発表

小田急は2021年10月~2022年2月にロマンスカー・VSEを「ゼロカーボン ロマンスカー」として運行するなど、「小田急グループ カーボンニュートラル2050」を発表した

 小田急電鉄は9月7日、2050年にCO2排出量実質ゼロの達成に向けて「小田急グループ カーボンニュートラル2050」を策定したことを発表した。

 この指針の実現に向けた取り組みとして、2021年10月1日~2022年2月28日に、ロマンスカー・VSE(50000形、2編成)を「ゼロカーボン ロマンスカー」として運行。TOKYOエナジーパートナーのFIT非化石証明書付電力メニューを使用した、再生可能エネルギー由来の電力に置き換え、期間中のCO2排出量を実質ゼロにする。2022年3月1日以降の運行も検討していくとしている。

「ゼロカーボン ロマンスカー」の仕組み。カーボンオフセットにより、実質的に1566トンのCO2排出量削減

 小田急グループ カーボンニュートラル2050では、環境長期目標として2050年に小田急グループのCO2排出量実質ゼロを目指し、中間目標として2030年に30%削減(2013年比)を設定。同社グループ内でも使用エネルギー量の多い鉄道事業においては、通勤車両の更新などの省エネ施策を進めるとともに、再生可能エネルギー比率向上や太陽光などで創発した電力の活用も進める。

小田急グループが目指す2050年の社会(イメージ)
小田急グループのCO排出量実績と目標