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2020年度の国内宿泊旅行は人数・泊数・費用がほぼ半減。Go Toでの増額は平均1万円強

「じゃらん宿泊旅行調査 2021」発表

2021年7月8日 発表

リクルートが「じゃらん宿泊旅行調査 2021」を発表

 リクルートは7月8日、全国1万5719人の旅行者を対象に実施した「じゃらん宿泊旅行調査 2021」の結果を発表した。調査対象期間は2020年4月~2021年3月(2020年度)。

 国内で宿泊を伴う旅行を行なった人は31.2%で、前年度から22.4pt減少。2005年の調査開始から過去最低値を記録した。特に減少幅が大きいのは35~49歳の女性(27.1%)で、前年度から25.0pt減少している。

 延べ宿泊旅行者数は7256万人回(46.5%減)、延べ宿泊数は1億2687万人泊(48.0%減)で、2019年度からほぼ半減しているが、一方で、年間の平均旅行回数は2.48回(0.22回減)、述べ宿泊日数は1.75泊(0.05泊減)で、わずかな減少にとどまっている。

 宿泊を伴う旅行にかけられた費用総額は、推計で3兆7659億円(53.6%減)。1回の宿泊費用は平均5万1800円(8000円減)で、そのうち宿泊・交通費が3万1600円(4100円減)、現地消費が2万200円(3900円減)となっている。

宿泊を伴う旅行の費用総額は2019年度比53.6%減
1回の宿泊費用は平均5万1800円(8000円減)

 方面別で見ると、全国の宿泊を伴う旅行者7256万人(推計値)のうち、1位は北海道の526万人(565万人減)、2位は東京の430万人(1017万人減)で、大きく減少してはいるものの、調査開始以来初めて北海道が首位に立った。また、10位までが全体に占める割合は46.9%(6.2pt減)で、同社は旅行先の分散が進んだと分析している。

 そして、Go To トラベルキャンペーン期間中の旅行のうち、キャンペーンを利用したものは約7割。「Go Toがあったから旅行した」という回答は47.3%、「Go Toがあったから高い宿・商品にした」という回答は36.9%で、後者の増額は1回あたり平均1万1900円増となっている。

都道府県別の延べ宿泊旅行者数で北海道が首位に
Go To トラベルの利用実態