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東横インでNetflix、アマプラ、YouTube。動画配信サービス対応テレビ導入の狙いを聞いた

2021年7月16日 導入

東横インは7月16日開業の「東横INN大宮駅東口」に動画配信サービス対応テレビを導入する。表示されている画面は仮のもの(写真提供:東横イン)

 東横インは、「東横INN大宮駅東口」開業のニュースリリースなかで、客室への「動画配信サービス対応テレビ」の導入を明らかにした。

 誰でもYouTube、ABEMAを視聴できるほか、アカウントがあればAmazon Prime Video、Hulu、Netflix、U-NEXTの視聴が行なえるもので、東横INN大宮駅東口の全客室(382室)へ導入する。

 東横インのテレビといえば、入室してカードキーを挿すと同時に起動して、初期画面ではテレビ(地上波/BS/CS)やVODサービス(東横INNシネマ)、館内情報などを切り替えられるほか、フリーWi-FiのSSIDとパスワードを確認できるものとしてなじみがある(BEAM TVを採用)。

 大宮駅東口に導入する新しいソリューションでは、この初期画面メニューを一新。高解像度化が図られているようで、「朝食会場混雑状況」「ランドリー混雑状況」といった項目も見える(ただし、掲載した写真の画面は「仮のもの」とのことなので、開業時にメニュー内容が変わっている可能性もある)。

 リモコンも一新。注目はやはりリモコン下部の各動画配信サービスを直接起動するためのボタンで、前述の6サービスを直接起動できる。

 東横インが客室に動画配信サービス対応テレビを導入するのは今回が初めて。この背景について同社広報は、全世代的な動画配信サービスの利用率の高まりと、繁華街・大宮という土地柄による幅広い客層から導入を決めたと説明する。一方で、今後開業予定の店舗での導入は未定としており、大宮駅東口店での反応を見て検討するとのこと。

リモコンも新しいものになっている(写真提供:東横イン)
YouTubeとABEMAは誰でも、Netflixなどはアカウントがあれば視聴できる(写真提供:東横イン)