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災害級豪雨の危険を持つ線状降水帯、自動検出で気象庁が情報提供

2021年6月17日 提供開始

気象庁が「顕著な大雨に関する情報」の提供を開始する

 気象庁は、「顕著な大雨に関する情報」の提供を6月17日13時に開始する。

 これは、積乱雲が帯状に発達してとどまり、短時間で大雨をもたらす「線状降水帯」が確認された場合に周知するもので、気象庁のWebサイトの気象情報、雨雲の動き、今後の雨で確認できるようになる。

 線状降水帯は、近年では西日本を中心に発生した「平成30年7月豪雨」や熊本県を中心に発生した「令和2年7月豪雨」などで現象を確認されている。なお、線状降水帯発生の確認には、防災科学技術研究所、日本気象協会、気象庁気象研究所による研究チームが開発した自動検出技術が用いられている。