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名鉄、グループのホテル事業再編。新設の中間持ち株会社に経営集約

2021年5月11日 発表

名鉄はホテル事業を再編し、中間持ち株会社「名鉄ホテルホールディングス」を設立する

 名古屋鉄道は5月11日、グループのホテル事業再編を発表した。グループ7ホテルを経営する中間持ち株会社「株式会社名鉄ホテルホールディングス」(以下、名鉄ホテルHD)の設立を核としたものとなる。

 現在、名古屋鉄道の子会社として6社、名鉄不動産子会社として1社がそれぞれのホテルを運営。これを、より中長期的な視点からホテル事業戦略を検討し、統一的な事業運営を目指すため、中間持ち株会社である名鉄ホテルHDを設立したうえで、経営機能と事業機能を分離。グループ各社間の連携強化を図るとともに、事業環境の変化に対応しやすい体制を目指す。

 新たに設立される中間持ち株会社である名鉄ホテルHDは、名古屋鉄道の100%出資となり、代表取締役社長には、現在、名鉄グランドホテルなどで代表取締役を務める岩瀬正明氏が就任。名鉄ホテルHDは経営戦略の立案や経常管理を担い、ホテル各社はその戦略に基づいた事業運営を実施し、経営資源の効率的配分や経営効率化を図る。

 名鉄ホテルHDは6月1日に設立。7月にグループ各社の株式を譲渡し、新体制へ移行。ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋を旗艦ホテルと位置付け、7月15日開業の「ホテルミュースタイル 犬山エクスペリエンス」、2022年3月開業の「ホテルインディゴ犬山有楽苑」を加え、アフターコロナ回復期に需要を確実に取り込んでいくとしている。

各社の運営ホテル
ホテル事業再編前後のイメージ