上田電鉄、別所線全線再開日の3月28日を「無料乗車デー」に。2019年東日本台風で被災した千曲川橋梁を復旧

上田電鉄は別所線全線を再開する3月28日を「無料乗車デー」とすることなどを発表

　上田電鉄は3月3日、別所線全線で運行を再開する3月28日を「無料乗車デー」とするほか、全線開通記念イベントを開催することを発表した。

　上田電鉄 別所線は2019年東日本台風（台風19号）で千曲川橋梁の一部が崩落。上田駅～城下駅間でバス代行輸送を行なっている。この災害復旧が進み、3月28日から全線を運行を再開する。

　再開日となる3月28日には平日ダイヤで運行するほか、「無料乗車デー」として始発から終電まで全区間で運賃を無料とする。

　また、3月28日5時30分からは、別所線上田駅ホームにおいて出発式を開催。上田駅長と別所観光駅長の出発合図により、復旧した千曲川橋梁を最初にわたる「1番列車」の運行を開始する。この1番列車は上田駅5時55分～下之郷駅6時14分着の臨時列車で、定期列車より前に運行するものとなる。

　11時～11時30分には、千曲川左岸堤防道路で、鉄橋に一時停車する記念列車を背景に関係者によるテープカットとお見送りも行なわれる（一般の入場は不可）。

復旧が進む千曲川橋梁

　このほか、上田電鉄/しなの電鉄/JR東日本（東日本旅客鉄道）の3社合同企画として各500セット限定の「別所線全線開通記念切符」の販売や、上田駅自由通路特設会場において上田商工会議所/信州上田観光協会による飲食物販売「上田駅ナカ横丁」を10時～17時に実施する。

　さらに、近隣の国宝・安楽寺八角三重塔や、重要文化財・信濃国分寺三重塔の「大日如来坐像」が1日限定公開される。時間は9時30分～16時30分。拝観料は安楽寺が300円、信濃国分寺は無料。