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JR東海、東海道新幹線の雪対策に新型スプリンクラー試行。雪の舞い上がり抑止効果を向上

2020年12月9日 発表

東海道新幹線の雪害対策に新型スプリンクラー試行

 JR東海(東海旅客鉄道)は12月9日、東海道新幹線の雪害対策に新型スプリンクラーによる散水を試行することを発表した。

 東海道新幹線は、レール近くの積雪が列車の走行によって舞い上がった雪が車体に付着することに起因する機器の故障を防ぐため、速度を落として運行する場合がある。そのためにスプリンクラーで散水して雪を濡らす対策を実施している。

 現状のスプリンクラーは一般的な仕組みのスプリンクラーノズルを使用しているが、水の粒が大きいため、水が雪の表面に留まらず積雪内に沈下。特に氷点下の気象条件かでは、散水後も雪の表面全体に軽い雪が残り、走行風で舞い上がって車両に付着することがあるという。

 新たに試行する新型スプリンクラーは「エゼクタノズル・スプリンクラー」と呼ばれる、ノズルに空気を送り込んで散水するもの。現行スプリンクラーに比べて水の粒の直径を平均11%ほど小さくなり、雪の表面全体を濡らすことで、走行風による雪の舞い上がりを抑止することができるようになる。また、使用する水の量も線路延長20mあたり1時間あたり約100Lの節水になるという。

 試行は2020年12月~2021年3月の間、滋賀県米原市北方地内で行なわれる。

新型スプリンクラー「エゼクタノズル・スプリンクラー」の概要
従来から引き続き実施する雪害対策