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JR東日本、衝突事故防止で鹿が嫌がる音を出す装置を山梨県内に試験導入

2020年11月24日 発表

鹿ソニックの設置イメージ

 JR東日本(東日本旅客鉄道)八王子支社は、列車と動物の衝突事故を防止するため、動物が苦手な音を発生する装置「鹿ソニック」(T.M.WORKS製)を山梨県内の13か所に試験導入する。

 同支社管内では、ニホンジカと列車の衝突事故が目立っており、柵を設置するなどの対策を進めている。今回導入される鹿ソニックは、動物が苦手とする12kHz~30kHzの高周波を照射し、動物に警告を促す。

 試行期間は12月14日~2021年12月14日の1年間。初狩駅~笹子駅間の上下線に各2か所、笹子駅~甲斐大和駅間の下り線に2か所、甲斐大和駅~勝沼ぶどう郷駅間の下り線に2か所、勝沼ぶどう郷駅~塩山駅間の下り線に3か所、上り線に2か所の計13か所に設置される。