ニュース

ウェザーニューズ予想、今冬の降雪量は東~西日本の日本海側で多くなる可能性

2020年11月24日 発表

2020年12月~2021年3月にかけての降雪傾向

 ウェザーニューズは、2020年~2021年にかけて冬の季節の降雪傾向について、ラニーニャ現象の影響で東日本~西日本の日本海側で平年並か多くなるとの予測を発表した。

 同社によれば、ラニーニャ現象が持続する影響で偏西風が南に蛇行し、西日本を中心に寒気が流れ込みやすい時期がある。このため、東日本~西日本の日本海側の降雪量は「平年並か多い」と予想している。一方、北日本の日本海側では寒気の流れ込みが弱く、降雪量は「平年並か少ない」と予想している。

 太平洋側については、2月までは冬型の気圧配置が続き、平年よりも降水量が少なくなるが、2月前半は低気圧の影響を受けやすく、降水量が多くなる見込み。降雪量は「平年並」としている。

 雪のピークは、広範囲で12月末~1月上旬となると見られ、強い寒気が南下したタイミングでは、山陰や北陸を中心に大雪となり、濃尾平野や京阪神、瀬戸内でも積雪のおそれがあるとしている。

ラニーニャ現象の影響で偏西風が蛇行し、西日本を中心に寒気が流れ込みやすい時期があるという