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三菱重工、新交通ゆりかもめ向け新型「7500系」48両の納入完了

2020年11月12日 発表

新交通ゆりかもめ向けの7500系車両

 三菱重工グループの三菱重工エンジニアリングは、ゆりかもめに全自動無人運転車両の新型である7500系車両48両(8編成)の納入を完了した。

 同車両は、新交通ゆりかもめで1999年から運行する7200系車両の後継として、2016年に受注したもの。今回の納入により、同路線の車両はすべてMHIENG製となる。

 新型7500系車両は、「臨海部を彩る新しい風」をコンセプトにより未来を感じるフェイスデザインとし、車内の利便性と快適性の向上を目指した。また、軽量で高い耐久性とリサイクル性を備えたオールダブルスキンアルミ構体を採用。揺れを低減し乗り心地を向上させた台車のT-smoverや、快適な座り心地を提供し足の投げ出しを防止するセミハイバックバケットシートのG-Fitも搭載している。

 また有人運転と無人運転の識別のため、新たに車両の前面に青色LEDによる発行式自動運転灯を装備。車内には案内表示装置を全扉上に2画面設置している。

 AGTシステムは、電力駆動により完全自動走行する新交通システム。ゴムタイヤ方式を採用しているため、走行が滑らかで低騒音であるのが特徴となっている。また車両は内燃機関による駆動ではなく電力駆動のため、 CO2を排出しない。