ニュース

高山~下呂のアクセスを向上する国道41号 石浦バイパス「宮峠トンネル」が12月12日開通。宮峠の急勾配&S字カーブを回避

2020年11月6日 発表

国道41号石浦バイパスの「宮峠トンネル」が12月12日に開通する

 国土交通省 中部地方整備局 高山国道事務所は11月6日、国道41号「石浦バイパス」の一部となる延長4.7km区間を12月12日に開通することを発表した。開通時刻などは決定次第アナウンスする。

 国道41号石浦バイパスは、地域高規格道路「高山下呂連絡道路」を一部を構成する、国道41号のバイパス道。今回開通するのは現道を活用する1.1kmと、新たに掘削した延長3.6kmの「宮峠トンネル」。石浦バイパスの総延長9.2kmのうち、岐阜県下呂市寄りの4.7kmが開通する。

 現道の宮峠はS字カーブや急勾配が多く、特に冬期は大型車が立ち往生するなどの事態が発生するなど危険性が高い区間となっており、宮峠トンネルの開通により課題箇所を回避して安全に通行できるようになる。

 また、飛騨高山の街並みや下呂温泉で知られるとおり、高山市、下呂市ともに観光が主要産業となっており、両市を結ぶ安全な道路の開通による観光活性化にも期待がかかる。

位置図
宮峠トンネルの概要
開通効果