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北海道新幹線、年末年始の一部時間帯で青函トンネル内を時速210km走行。東京~新函館北斗間を約3分短縮

12月31日~翌1月4日に実施

2020年9月24日 発表

北海道新幹線の青函トンネル内の210km/h走行を年末年始の一部時間帯で実施

 国土交通省は9月24日、北海道新幹線の青函トンネル内で年末年始の一部時間帯に210km/h走行を実施することを発表した。

 北海道新幹線の在来線共用区間である青函トンネル内は、風圧による貨物列車への影響などが考慮され、北海道新幹線開通当初は140km/h、2019年3月のダイヤ改正から160km/hで走行している(共用区間の一部は現在も140km/hで走行)。この速度向上のため、これまで新幹線高速走行中の貨物列車誤進入を防止するシステムや高速確認車の開発、レールの削正などを実施し、高速走行試験で安全線を検証してきた。

 これらの取り組みを踏まえ、2020年12月31日~2021年1月4日の5日間、貨物列車がすれ違わない始発列車から15時30分ごろまでの時間帯において、青函トンネル内を走行する新幹線上下各7本の計14本について、青函トンネル内約54kmを210km/hで走行する。

 これにより、東京駅~新函館北斗駅間の所要時間は約3分短縮する見込み。詳細なダイヤは後日、JR北海道(北海道旅客鉄道)から発表される予定としている。

青函トンネル内の210km/h走行について