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エコバッグは「意外と汚れている」。花王がお手入れ方法を公開

2020年6月30日 公開

花王はエコバッグの「お手入れ方法や洗い方」を公開した

 花王は、7月1日からのレジ袋有料化を前に、エコバッグの「お手入れ方法や洗い方」を公開した。

 買い物の際に「食品の汁」が付いたり、「食品のくず」「野菜の泥」がたまったりすると、ニオイやカビの原因にもなり、エコバッグは「意外と汚れている」という。また、見た目には汚れていなくても、湿ったまま放置することで雑菌が繁殖する可能性もあるため、エコバッグの定期的なお手入れを勧めている。

 エコバッグの素材・取扱い表示を確認するほか、購入したお店や販売サイトの表示を確認して、「洗える」ことが分かれば、取扱い表示などに従い、洗濯機で洗濯ネットに入れ洗うか、手洗いを行なう。

エコバッグの素材・取扱い表示を確認する
洗濯機がOKなら、洗濯ネットに入れて洗う

 手洗いの場合は、洗い桶や洗面ボウルに30℃以下の水をはり、洗浄力の高い濃縮タイプの液体洗剤や、おしゃれ着用洗剤を溶かして洗たく液を作る。エコバッグを沈めたり浮かせたりを20~30回繰り返しやさしく押し洗いする。最後にきれいな水に入れ替えて、同じ要領ですすぎ洗いをする(水を通しにくい素材や加工がしてあるものは、直接流水を当てて十分にすすぐ)。脱水は洗濯機で、シワや素材が傷むことを避けるため、短め(1分以内)にすませる。

 脱水後は放置せずすぐに干して乾燥させる。干す前にエコバッグを裏返し、全体を振りさばいたら、両手ではさむように軽くたたいてシワを伸ばして形を整え、ピンチハンガーなどを使い、中に空気が通るようにして干す。

 家庭で洗えないエコバッグは、水で湿らせた布で拭き掃除する。汚れが取れない場合は、少量の洗たく洗剤の原液を布に付けて、汚れている部分をたたき、そのあとに水を含ませたきれいな布で同じ箇所をたたき、洗剤と汚れを移し取る。最後に乾いた布やペーパー類で水分を吸い取ったり、陰干ししたりして乾燥させる。

洗濯機がNGなら手洗い
よく乾燥させる
洗えないエコバッグは拭き掃除で