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東京メトロ、消毒ロボットの実証実験実施。ZMP「PATORO」が終電後の月島駅内を自動走行

2020年6月17日 発表

東京メトロがロボットを活用した駅構内の無人消毒の実証実験を実施

 東京メトロ(東京地下鉄)は6月17日、ロボットによる駅構内消毒の実証実験を12日に有楽町線 月島駅で実施したことを発表した。

 ZMPの無人警備・消毒ロボット「PAROTO」を利用し、月島駅構内にある化粧室内の手すりや券売機付近のカウンターを消毒。事前に取得した駅構内3Dマップを元に、低速で自動走行しながら対象物に消毒液を噴霧することを確認した。

 一方、消毒液散布器の向きが固定されているため、それぞれの消毒対象物の高さに自動対応できないなどの課題も抽出された。加えて、今回は券売機や開先、昇降機などの精密機器は消毒液を噴霧することでの故障の影響を考慮して消毒対象外としており、これらの消毒対策も含め、今後も検討を進めていくとしている。

実証実験の実施範囲
化粧室手すりの消毒
券売機付近のカウンターの消毒