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東京メトロ、ホームと電車の段差・隙間情報を公表。銀座線、丸ノ内線、千代田線、東京2020大会最寄り駅で

2020年3月30日 公表

東京メトロはホームと車両の段差・隙間の縮小整備状況を公表する。写真はホームのかさ上げ整備後の状況を示すもの

 東京メトロ(東京地下鉄)は、駅ホームと車両の段差・隙間の縮小整備状況を3月30日から公表する。対象は銀座線、丸ノ内線、千代田線の各駅と東京2020大会最寄り駅。

 同社は、国土交通省が2019年8月に示した「車椅子利用者が単独で乗降できる段差・隙間の目安値」に基づき整備を進めている。段差の大きい箇所ではホームのかさ上げ、隙間の大きい箇所ではホーム先端部にクシ状ゴムの取り付けを実施しており、6月までに7路線78駅で整備するという。

 公表イメージでは、駅とプラットフォームごとに段差・隙間対策を実施した車両番号を明記しており、付近のエレベーターもアイコンで表示。車椅子利用者が単独で乗降しやすい箇所が分かりやすくなっている。

クシ状ゴムの整備状況
公表イメージ。駅とホームごとに対策実施箇所を車両番号で示すほか、エレベーターの位置も分かるようになっている
整備予定駅。2020年6月までに7路線78駅で整備する