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二十二番札所の平等寺で四国遍路をサポートするシェアサイクルサービス

2020年2月20日 発表

(左から)オーシャンブルースマート 代表取締役の小竹海渡氏、別格本山立江寺 副住職の庄野晃隆氏、白水山平等寺 住職の谷口真梁氏、阿南市長の表原立磨氏、NECソリューションイノベータ イノベーション戦略本部長の重松宏幸氏

 白水山平等寺、オーシャンブルースマート、NECソリューションイノベータは2月20日、阿南市内や小松島市内の四国遍路各所へのシェアサイクル整備事業を開始した。

 オーシャンブルースマートでは、東京・京都・宮崎を中心にシェアサイクルサービス「PiPPA(ピッパ)」を展開しているが、今回の事業では、シェアサイクルによる四国遍路をサポートするため、第十九番札所の別格本山立江寺と第二十二番札所の白水山医王院平等寺に貸出ポートを設置。10台の自転車を配備した。

 利用料金は、他のエリアでは30分100円となっているが、同エリアでは「お遍路価格」の30分150円(いずれも税別)が適用され、このうち50円が遍路道保全事業・団体へ寄附される。利用にあたっては、スマートフォン用のアプリをダウンロードし、会員登録を済ませておく必要がある。

 また、NECソリューションイノベータは、PiPPAの利用データを分析し、得られた結果を阿南市など遍路周辺の自治体に提供することで、四国遍路の札所と遍路道の世界遺産への登録を後押しする。