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「本能寺の変」の質問にも答えるよ。LINEのチャットボット「明智光秀AI」リリース。「麒麟がくる」時代考証・小和田哲男が監修
2019年12月16日 18:24
- 2019年12月16日 発表
明智光秀AI協議会は12月16日、都内で会見を開き協議会の設立とその目的について紹介。LINEを使ったAIチャットボット「明智光秀AI」のリリースを発表した。
2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公が明智光秀であることから、明智光秀にゆかりのある14の自治体が明智光秀AI協議会に参加。AIを活用した新しい観光体験を提案、支援し、観光客の誘致・利便性向上など、観光政策を推進していく。
「明智光秀AI協議会」加盟自治体
京都府福知山市、京都府亀岡市、岐阜県可児市、滋賀県大津市、岐阜県岐阜市、京都府長岡京市、滋賀県、岐阜県恵那市、京都府南丹市、京都府京都市、滋賀県近江八幡市、岐阜県土岐市、京都府京丹後市、福井県(加盟順)
「明智光秀AI協議会」設立目的
1.「明智光秀AI」の共同開発と共同運用
2. 「明智光秀AI」から明智光秀及び関係人物や歴史、ゆかりの地に関する魅力的な情報の 配信から各地への誘客を促すことで地域の活性化に貢献する
3. 自治体間の連携を強化及び補強し合い、他地域にも観光客を誘導する(オーバーツーリズムなどの社会課題の解決)
4. 歴史コンテンツの配信により市民の啓発に貢献する
明智光秀AIの監修は、「麒麟がくる」の時代考証も務める静岡大学 名誉教授の小和田哲男氏が担当。会見に出席した小和田氏は、明智光秀の手紙からは部下思いで優しい人柄が伝わってきて、その優しさが織田信長とは相容れず、本能寺の変の一因になったのではとコメントした。
明智光秀AIの特徴は4つ。1つ目はLINEのトークに答えてくれること。2つ目は明智光秀にゆかりのある観光名所の情報を提供すること。3つ目は協議会のエリアで予定しているイベント情報を検索できること。4つ目は、2020年1月から「岐阜編」「滋賀編」「京都編」と順次謎解きイベントを実施すること。
LINEのトーク機能では現在、約4000パターンを学習済みで、順次機械学習を進めて約1万パターンの観光情報やトークに対応できるよう改良していくという。