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大阪メトロ、御堂筋線心斎橋駅、梅田駅など5駅のリニューアルデザイン決定

2019年8月29日 発表

心斎橋駅「ジ・オオサカ・ブランド」

 大阪メトロは、2018年12月に地下空間の大規模改革としてリニューアルデザイン案を発表した15駅のうち、御堂筋線中津駅、梅田駅、心斎橋駅、動物園前駅、中央線堺筋本町駅の5駅のリニューアルデザインを決定した。

 心斎橋駅は、デザインコンセプトを「ジ・オオサカ・ブランド」とし、高級店の立ち並ぶ心斎橋をイメージ。開業当時のアーチ構造を活かしたデザインとするほか、シャンデリアを最新のLED技術で復元する。

心斎橋駅

 堺筋本町駅は「船場文化」をコンセプトとし、船場の文化・交通・物流の交わりを格子で表現する。木調パネルとチタン素材によって和風モダンさと匠の交わりを表しており、歴史をベースに未来へと飛躍する船場をイメージしている。

堺筋本町駅「船場文化」

 梅田駅は「大阪から世界へ」をコンセプトに、「大阪の情報を世界に発信する」イメージで日本最大級のパノラマビジョンを活かした空間となる。照明器具と新たに設置する可動式ホーム柵のステンレスによって明るい大空間となり、デジタル広告の大きな舞台となる。

梅田駅「大阪から世界へ」

 中津駅は「インキュベーター発信源」をコンセプトとする。天井のルーバーを平行に走らせ、柱にはサイネージを埋め込むなど、プレゼンテーションスペースとの連携を図る。

中津駅「インキュベーター発信源」

 動物園前駅は「まるで自然の中にいるかのような空間」をイメージする。公募プロポーザルで剪定された中西正佳氏・貴志泰正氏・京智健氏がデザインを担当。昭和44年に描かれた動物タイルを保存・活用するほか、先端技術で動く動物を映し出し、木漏れ日のような照明を設置するなど、地下空間でありながらもまるで自然の中にいるかのような空間を表現する。

動物園前駅「まるで自然の中にいるかのような空間」