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今年も全身びしょ濡れ! 東京ディズニーシーを海賊たちがジャックする「パイレーツ・サマーバトル“ゲット・ウェット!”」がスタート!

2019年7月9日~9月1日 開催

「パイレーツ・サマーバトル“ゲット・ウェット!”」はびしょ濡れ必至!

 オリエンタルランドは、東京ディズニーシーで夏のスペシャルイベント「ディズニー・パイレーツ・サマー」を7月9日から9月1日まで実施中。ディズニー映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズをテーマにしたエンタテイメントやスペシャルメニューが登場している。

 まずは、“水濡れ覚悟”のスペシャルイベント「パイレーツ・サマーバトル“ゲット・ウェット!”」をレポートしたい。

海賊たちの世界をイメージした「ディズニー・パイレーツ・サマー」のデコレーション

 スペシャルプログラムに合わせて毎回華々しくデコレーションされる東京ディズニーシーの入り口。海賊たちが活躍する「ディズニー・パイレーツ・サマー」に合わせて、この入り口から毒々しいフラッグで占拠されている。船のマストや大砲、キラキラしたお宝もたっぷり飾られてゴージャスだ。

 いつもはおだやかなメディテレーニアンハーバー周辺も、赤と黒を基調にドクロマークやお宝で飾られ、紫のパラソルも入って海賊たちの世界観に変身している。

 エンポーリオ側には、体験型のフォトロケーションも設置され、海賊船に乗っているような写真が撮れる。

「ディズニー・パイレーツ・サマー」のデコレーション
金色や宝石類の飾りも追加され、よりゴージャスな雰囲気に
メディテレーニアンハーバー周辺も海賊たちの世界観に変身
海賊船に乗っているような写真が撮れる体験型のフォトロケーション

水を恐れず海賊修行! 一体感抜群の「パイレーツ・サマーバトル“ゲット・ウェット!”」

パイレーツ・サマーバトル“ゲット・ウェット!”

公演場所: メディテレーニアンハーバー
公演時間: 約25分(1日3回公演)
出演者数: 約90人

 大量の水しぶきで全身びしょ濡れになる大人気のスペシャルイベント「パイレーツ・サマーバトル“ゲット・ウェット!”」を今年もメディテレーニアンハーバーで実施。湾をぐるりと囲むエリアが広く“水濡れ注意”の状態になる。

 メインステージはピアッツァ・トポリーノだが、リド・アイルとザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前のエリアにも海賊団のメンバーが登場する。例年どおり、この3か所は1回目のみ先着で、2~3回目は抽選が実施される。スマートフォンの「ショー抽選」アプリかビリエッテリーアで、1日1グループにつき1回抽選に参加できる。

 この抽選エリアはどの場所も服が絞れるほどびしょ濡れになるエリア。下に水着を着て、Tシャツ+短パン+ビーチサンダルがお勧めだ。荷物の防水も万全にして挑もう。その周囲や後ろのエリアも油断はできないので、濡れたくない人は距離を取って鑑賞しよう。

 メディテレーニアンハーバーに、聞き覚えのあるパイレーツ・オブ・カリビアンの曲が流れはじめると、ポルト・パラディーゾにバルボッサ海賊団のメンバーたちがうろつき始め、ゲストたちに「海賊になりたいやつはいるか?」と気軽に声をかけてまわる。

 高らかに角笛が吹かれ、「船が来たぞ!」という声とともにメディテレーニアンハーバーに伝説の船が登場。「どっちが勝ったんだ?」と探る海賊団は、バルボッサが乗っていることに気がつき大歓声だ。

 そしてバルボッサは海賊になりたいゲストたちに向かい、「根性のあるやつがいればこの船に迎えてやろうじゃないか!」と叫び、海賊修行がスタート。「海賊たるもの水を恐れてはならない!」と宣言して放水が開始される。

バルボッサが乗った伝説の船が登場!
船が何度も周回するので湾全体でバルボッサとジャック・スパロウを何度も近くで見られる
海賊になりたいゲストたちの海賊修行がスタート!

 海賊修行は、まず筋肉を鍛える訓練からスタート。「1・2・3! 1・2・3!」と掛け声をかけながら全員でポーズ。さらに右手と左手を交互に挙げて判断力を鍛える旗揚げ訓練や、剣を受ける訓練が終わったら、「ヨーホー!」の掛け声で団結力も養う。全員でリズミカルにポーズを繰り返しながらの修行中も、放水が容赦ない。

個性的な海賊たちがステージでゲストたちを鼓舞
右手と左手を交互に挙げて判断力を鍛える旗揚げ訓練
頭の上で両手を合わせて剣を受ける訓練も
合間合間に大量の放水! 「ヨーホー!」で一致団結

 再び「船が来たぞ!」という声がすると、ハーバーにジャック・スパロウが乗ったボロボロの船に乗って搭乗。バルボッサ団とゲストたちが一団となって「ヨーホー!」と叫んで団結力を見せ、ジャック・スパロウを威嚇する。

 勢いにひるんだジャック・スパロウは、バルボッサに和解を申し入れ、バルボッサも了承して和解を祝う宴会がスタート。ピアッツァ・トポリーノのステージに2人が登場し、豪快に水をかけあって宴会を盛り上げる。

ジャック・スパロウがボロ船に乗って登場!
「コンパスがバルボッサの方を向いている」という理由でなぜか和解を申し入れる
和解を祝うにぎやかな宴会がスタート!
さらに放水増量。周回している船からも放水が!
湾から離れていてもホースで放水されるので気が抜けない!
ジャック・スパロウとバルボッサもピアッツァ・トポリーノに登場!
大きなビアマグで水を豪快に飲んで吹き出したり
相手に思いきり掛け合いも!
お互い容赦ないかけあいに
ゲストたちも大盛り上がり

 海賊たちでますます盛り上がるステージをよそに、ジャック・スパロウはザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前に停泊していた伝説の船に乗り込んでこっそり船を奪い返す。船を奪われたバルボッサは激怒。

 しかし変わり身の早い海賊たちは、伝説の船を奪って新しいキャプテンとなったジャック・スパロウ側に寝返っていく。バルボッサはジャック・スパロウが乗ってきたボロ船で戦うが、伝説の船の強さには歯が立たない。最後に間に挟まれた灯台が大爆発し、伝説の船に乗ったジャック・スパロウが勝利する。

 しかし、なぜかバルボッサは余裕だ。「その船はくれてやろう」と意外にもあっさり引き下がり、「ポルト・パラディーゾとはおさらばだ! 宝のありかに進路を取れ!」と一足先に出航。伝説の船にあるはずの「お宝の地図」の重要な部分は、バルボッサが切り取っていたのだ。

 地図に穴があいていると気がついたジャック・スパロウは「よーし、全員、船出を祝して宴だ!」とコールし、ステージでは再び海賊たちが豪快にダンス。放水や水かけでクライマックスを迎える。

 ジャック・スパロウが「本物の海賊になりたかったら、もっと修行しろよ!」と言い残して大海原へ旅立ちショーは終了した。

ジャック・スパロウは伝説の船に乗り込んでこっそり船を奪い返す
伝説の船とボロ船が海上でバトル! ステージも
巻き込まれた灯台が大爆発!
実はお宝の地図はバルボッサが切り取とられたものでがっかり
「本物の海賊になりたかったら、もっと修行しろよ!」と言い残して大海原へ

 今年は、バルボッサとジャック・スパロウが船に乗って周回している時間がながく、どのエリアでも、2人を見るチャンスが増えているようだ。また、水濡れ度合いに関しては、「びっしょりぬれるエリア」と「あまりぬれないエリア」の差を以前よりもかなり考慮されている。ただし、海賊にバケツでねらわれれば一発アウト。鑑賞エリアより水濡れすることもある。ずぶぬれ覚悟でTシャツ+短パン+ビーチサンダルで参加するか、しっかりレインコートを着込むかの2択だが、レインコートの場合も足元の靴の水濡れや荷物の防水には十分ご注意を。

 2017年から3年目を迎えるこのスペシャルプログラムは、最初から踊れるゲストも多く、一体感も抜群。恒例なだけに、パイレーツ・オブ・カリビアンの曲が流れるだけでワクワクしてくるゲストも多そうだ。積極的に自分が水濡れになるのももちろん気分爽快なのだが、容赦なくホースやバケツで水をかけられるゲストたちを遠巻きに見るだけでも、なぜか爽快な気分になってくる。公式サイトの水濡れエリアを参考に、安全圏からでも、ぜひ鑑賞してみよう。

個性豊かな海賊たちの話術にくぎ付け!のアトモスフィア・エンターテイメント

 メディテレーニアンハーバーでは、1日数回、海賊たちによるグリーティングや参加型の「アトモスフィア・エンターテイメント」を実施。個性豊かな海賊たちの巧みな話術を楽しんだり、ゲストたちの体力や判断力を鍛える参加型のトレーニングに参加して楽しもう。

 突発的に行なわれるため実施回数や内容は発表されておらず、実施場所もその日によって変わる。ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ横の花畑のある階段からピアッツァ・トポリーノまでメディテレーニアンハーバー全体に出現の可能性があるので待ち構えるのはやや難しそうだ。ただ、ショーの合間を縫って1日数回実施されていてチャンスは多い。通りがかった際に人垣ができていたらグリーティングかどうかぜひチェックしてみよう。キャプテン・ジャック・スパロウがグリーティングに登場する場合もあるようだ。

突発的に海賊たちのグリーティングが始まる
1人ずつ散ってゲストたちと盛り上がる
それぞれキャラクターが個性的。料理番は調理道具を背負って登場
元気な女海賊もトークがうまい! みんなでポーズを取ったりと盛り上がる

 3年目を迎えてすっかり定番となった、海賊たちがジャックする東京ディズニーシーのクールな夏。今年は同時に実施されるイベントも多いのでパーク全体がジャックされたイメージではないが、メディテレーニアンハーバーはキャストも海賊の衣装で雰囲気はばっちり。パイレーツ・オブ・カリビアンの心躍る曲とともに、万全の準備で夏を楽しみに行こう。