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仙台空港、徒歩/バスゲートを増設する「ピア棟」を10月28日供用開始。発着案内は“パタパタ”からデジタルサイネージへ
2018年10月9日 16:32
- 2018年10月9日 発表
- 2018年10月28日 供用開始
仙台国際空港は10月9日、ターミナル西側に建設を進めてきた「ピア棟」を10月28日に供用開始することを発表した。併せて、ターミナル内の新しい発着案内表示や1階センタープラザ拡充なども実施する。
ピア棟は仙台空港のキャパシティ拡大を目指して整備を進めてきた旅客搭乗施設で、本施設の完成により仙台空港が2044年度の目標に掲げる旅客数550万人に対応する。既存ターミナルの西側に建設され、徒歩による搭乗を行なう徒歩ゲートを3ゲート、バスゲートを2か所(既存1か所を廃止)追加し、PBB(旅客搭乗橋)の4ゲート(国際線との共用ゲート含む)と合わせて、国内線の搭乗ゲートを6ゲートから10ゲートへ拡充する。
ピア棟はバスゲート棟、徒歩ゲート棟から成り、既存ゲートとは徒歩で移動。搭乗と到着の動線は分けて運用される。構造上の特徴について詳しくは関連記事「仙台空港、徒歩ゲート増設でピーク時間帯の増便を可能にする『ピア棟』の工事現場公開」を参照されたい。
このピア棟供用開始と併せ、空港全体の発着案内表示システムを刷新し、10月28日から館内46か所にデジタルサイネージを設置。空港内の案内図や搭乗ゲート変更情報なども含めて4言語で案内する。これに伴い、既存の“パタパタ式”の案内表示機は使用を終了する。
また、10月21日には旅客ターミナルビル1階のセンタープラザを拡充し、各種イベントに活用できるようにするほか、新たに55インチ×20面のマルチメディアウォールを設置し、フライトや鉄道・バス情報、宮城・東北地域の観光紹介映像などで東北の魅力を発信する。イベントの際にはイベント内容に合わせたコンテンツの放映も可能。