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約6年の感謝を込めて旧HAC新ロゴマーク塗装のサーブ 340B型機がラストフライト
重整備後はHAC保有機材がすべて鶴丸塗装に
2017年11月7日 00:00
- 2017年11月1日 実施
HAC(北海道エアシステム)は11月1日、同社1号機(サーブ 340B型機、登録記号:JA01HC)の緑を基調とした塗装でのラストフライトを迎え、記念イベントを開催した。HACの1号機は2011年11月30日から緑塗装での運航を開始。5年11カ月間、このカラーで親しまれてきたが、11月5日からの重整備に入るタイミングで鶴丸カラーに再塗装される予定だ。
当日、HAC緑塗装機で運航する丘珠~釧路線のJL2861/2860便、丘珠~三沢線のJL2817/2816便を対象に、搭乗した乗客全員に「HAC 20周年記念歴代塗装クリアファイル」を配布。さらに機内で抽選会を行ない、5名に「HAC 20周年記念歴代塗装リングノート」をプレゼントした。
乗客を乗せてのラストフライトは三沢発~丘珠着のJL2816便で、18名予約のところ15名が搭乗。三沢を12時35分に出発、13時23分丘珠に到着した。
丘珠空港のエプロン前には「今日までありがとう!」と書かれたパネルを持ったHACスタッフが搭乗客とHAC緑塗装機を迎えた。HAC緑塗装機から降りた搭乗客には機体撮影会の時間が設けられ、機体を背景にしたり、CA(客室乗務員)とのツーショットをスタッフに撮影してもらったりと、ラストフライトを迎えた緑塗装機に別れを告げていた。
丘珠空港の2階出発ロビーでは、13時40分から「HACモデルプレーンプレゼント抽選会」が行なわれ、当選者には拍手が起こり、会場は大いに盛り上がった。ちなみにプレゼント内容は、「サーブ 340B型機HAC緑塗装モデルプレーン(1/80スケール)」が1名、「サーブ 340B型機鶴丸塗装モデルプレーン(1/80スケール)」が2名だった。
フェリーフライトのためノースエア4251便として鹿児島に向かうHAC緑塗装機を、再びHACスタッフが手を振って見送った。実は前日、運航が終わってからHAC各部署手の空いている12名が手の届く範囲で最後のお別れと感謝を込めて清掃を行なったとのことで、Facebookでその様子が紹介されている。
その後、4日に中国の済南(ジーナン)に到着、5日から重整備に入る。重整備を終えるとほかのHAC機体と同じくJALの鶴丸カラーに再塗装され、25日に丘珠に戻ってくる予定だ。これでHACの保有機材3機がすべて鶴丸塗装になる。