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ANA、米TSAの事前審査プログラム「TSA Pre✔」に参加。対象者は米国出発時の保安検査がスムーズに
2017年10月26日 12:52
- 2017年10月25日 開始
ANA(全日本空輸)は10月26日、米TSA(運輸保安局)が運営する「TSA Pre✔(TSA事前審査プログラム)」への参加が認められ、日本時間の10月25日23時よりプログラムを開始したことを発表した。日本の航空会社でTSA Pre✔に参加するのはANAが初めて。
TSA Pre✔は米国出国時のセキュリティチェックを簡略化するもので、対象者は出国時の保安検査時に専用レーンを利用でき、靴やベルトの着脱、ノートPCや液体物の取り出しが不要になるなど、スムーズに保安検査を通過できるようになる。
ただし対象となるのは、米国在住者や、CBP(米税関・国境取締局)が実施する各種プログラムに参加できる一部の国籍者が中心で、日本国籍の対象者はグリーンカード保有者などに限られる。下記対象者は事前にTSA Pre✔の利用申請を行ない、所定の費用(5年間で85ドル)を支払うことで受け取れるKTN(Known Traveler Number)を、ANA Webサイトやチェックインカウンターなどで申告する。
- TSA Pre✔有資格者(米国市民、米国永住権保持者のみ申請可能)
- 米国税関・国境取締局(CBP)が運営する事前審査プログラムの有資格者で下記条件の該当者
Global Entryプログラム有資格者
NEXUSプログラムの資格を有するカナダ市民、米国市民、米国永住権保持者
SENTRIプログラムの資格を有する米国市民、米国永住権保持者 - TSAプリチェック対象旅客に同伴する12歳以下の乗客
- 米国国防総省関係者