ニュース

国交省、広島県と山口県の県境にまたがる国道2号の“新しい「栄橋」”を開通

3月30日6時に通行開始、事業開始から約10年を経て完成

2017年3月30日6時 開通

広島県と山口県の県境にまたがる国道2号「栄橋」の架け替えが完了。3月30日6時に供用を開始する

 国土交通省 中国地方整備局は3月15日、広島県と山口県の県境に位置し、小瀬川をまたぐ国道2号「栄橋」の架け替え工事が完了したことから、3月30日の午前6時から通行を開始することを発表した。開通区間は延長0.4kmで、うち橋長は173m。

 旧・栄橋は1942年に架設された8径間鉄筋コンクリートゲルバーT桁橋で、老朽化に伴いコンクリートのひび割れや鉄筋の露出など劣化が進行。さらに周辺の岩国・大竹コンビナートに立地する事業所への通勤や通学など多くの自転車や歩行者が利用するうえで歩道幅員が狭い危険な状況であったことから、2006年度に架け替え工事を事業化。2009年度に工事に着手した。

 工事は旧・栄橋に並行した迂回路橋を架け、旧栄橋を撤去。同じ場所に鋼4径間連続非合成鈑桁橋の新・栄橋を設置。新設した栄橋は車道幅員11m(対向2車線)で、両サイドにある歩道は各幅員3mへと広げることで安全な歩行空間を確保している。

架け替え前~架け替え後の写真やイメージ図
歩道幅員を広げて歩行者の安全を確保した