ボーカリスト琴音の音楽旅
夏のつくば! ガマランド、筑波山、宇宙センター盛りだくさんの夏休み
2016年7月30日 00:00
7月に入り、夏らしい晴れの日。友人の音楽家2人を誘って、前々から気になっていた筑波に行ってきました。「ガマランド」という観光スポットや「筑波山」、研究都市らしい「筑波宇宙センター」など、とても面白そう。
夜行性ミュージシャン2人にとってとって遅い夜なのか早い朝なのかよく分からない時間帯、朝7時45分に秋葉原で待ち合わせ。つくばエクスプレスに乗り、平日だったので通勤の方々に囲まれながら、つくば駅を目指します。快速で秋葉原から約45分。トイレはないので要注意。
筑波はアクセスもよく都心からも行きやすいので土日の混雑を避け平日に行ってきました。つくば駅に着き、ガマランドを目指し、シャトルバスに乗ります。シャトルバスで約50分で、つつじヶ丘で下車。バスを降りるとすぐにガマランドの登場です!
つくば名物、ガマガエルにちなんでガマランドと命名されただけあり、願いガマ様がお出迎えしてくれます。2階に上がると、プレイコーナーと題された懐かしい遊具の数々。イメージはデパートの屋上でしょうか。昔、ショッピングセンターの子供コーナーでこんなおもちゃで遊ぶのが夏休みの楽しみだったなぁ。
お金を入れたら動くかと思いましたが、動かず律儀にお金が戻ってきました。残念。ゲーム機も懐かしかったですね。今も同じような型のゲーム機は見かけますが、デザインが古い方がかわいいんですよね。
さらに螺旋階段で上の階に上がると、宇宙センターにちなんでか、スペースシャトルが! 足を掛けてポーズを決めてくれたのは友人の歌い手、大塚茉莉子。
そこから、そびえ立つガマ明神。このすぐそばに、本当の山頂を目指す登山道の入り口があります。ガマ明神を通り過ぎると、無料のジャンボ滑り台が! かなり急な角度でしたが、一緒に行った友人ピアニスト川村健氏とともにチャレンジ。大人でしたが、無料で滑れました。童心にかえり、滑り台なんて何年ぶりでしょうか。小学生の夏休みにタイムスリップしたみたい。
最後に1階に降りて、ガマ洞窟の入り口を拝みます。ガマランドで唯一の有料施設ですが朝10時の時点で、券の販売はしていませんでした。残念無念。ということで筑波山ロープウェイで、女体山駅を目指します。
赤いロープウェイに乗り、女体山駅へ。この日は、宇宙センターにも行きたかったので、時間の関係で徒歩での登山ではなくロープウェイとケーブルカーを駆使。しかしピアニスト健ちゃんは元登山部。女体山駅から歩いてケーブルカーの筑波山頂駅を目指し、筑波山神社を通って、その付近で昼食をというプランを提案してくれました。ナイス!
ガチガチにプランを決めるのもいいけど、行ってみてその場でプランを考えるのも旅の楽しいところ。女体山駅に到着してすぐにソフトクリーム購入! 山頂を目指す間にペロリ。この日はお天気もよく、暑かったのですが山の中は涼しかったです。
女体山山頂は、ちょっとバランスを崩したら倒れてしまいそうなすごいところでした。女体山御本殿では、アラサー女子らしく「恋みくじ」なるものにチャレンジ。そこからケーブルカーの筑波山山頂駅を目指します。
西側の男体山と、東側の女体山から成り立つ筑波山。男体山側にあるケーブルカーの筑波山頂駅まで、女体山駅まで15分程でした。少し、山のなかを歩くので少しだけ登山気分を味わえます。女体山からは下りなのでした。このコース、体力に自信のない方も、登山気分を味わえるオススメのコースです。筑波山頂駅で、ノンアルコールビールで乾杯して大量のトンボに遭遇。
ケーブルカーわかばに乗り、筑波山神社まで。3000年の歴史を有する、筑波山を神体とする神社だそうです。夏の平日の真っ昼間で、人も少なくしっかりお参りすることができました。本来はここでお参りして、登山なのでしょうが……この日は盛りだくさんなので登山は次の機会に。シャトルバスのバス停を目指しバス停すぐのお店でランチ。
私は、名物の「つくばうどん」を冷やしでオーダー。冷やうどんに、茨城名物のけんちん汁の温かなつけ汁に付けていただきます。「つ」はつくね、「く」は黒野菜、「ば」はバラ肉で「つくばうどん」だそうです。スイカも入っていて、なんだか本当に小学生の夏休み気分。コシのあるうどんに、トッピングの甘辛く似た椎茸などけんちん汁との相性抜群でした。
そこから、シャトルバスでつくば駅に戻り、バスを乗り換えて関鉄バス「荒川沖駅」行きに乗り約6分。「物質材料研究機構」で下車して「JAXA筑波宇宙センター」へ。宇宙というと、またブームが再燃しているセーラームーン世代の私。太陽系惑星は、セーラームーンで学びました。
この年にして、初めてスターウォーズシリーズを全作観て、宇宙に大して改めてロマンを抱くや、ここ筑波宇宙センターにやってきました。
まずはロケット広場に大興奮。写真を撮って、はしゃぐアラサー。H-IIロケットは、初めて主要技術のすべてが国内で開発されたそうです。50mもある本物のロケットをこんな間近で見られるなんて。
そして、ネットで事前予約していた1日2回開催される有料ツアーの受け付けを済ませ、先にお土産を物色しにプラネットキューブへ。JAXAがどんな研究をしているのかの企画展も行なわれていました。お土産屋さんはTシャツやマグカップなどの定番土産から、宇宙飛行士の試験で使われる真っ白なジグソーパズルなど一風変わった物まで! 私は宇宙のパンとたこ焼きを購入しました。
そこから有料ツアーの15時の回に参加し、約1時間10分たっぷりと堪能しました。500円でこの内容なら、参加する価値は十二分にあると思います。ただ、参加の際には、身分証が必要なのでご注意くださいね。
有料ツアー後に、スペースドーム内を見学。この日、筑波山山頂でもノンアルコールで通していたのは飲酒していると宇宙センターを見学できないのでは? と予想していたから。やはり、スペースドーム入り口に「酒に酔ってのご入場はご遠慮ください」とありました。お休み気分で飲み過ぎて行かなくてよかったです。
スペースドーム入り口では、1/100万分の美しい地球がお出迎えしてくれます。そこから、筑波宇宙センターと人工衛星についての紹介が。人工衛星とだけ聞くと、実際私たちの生活にどのくらい関わっているのかピンと来なかったのですが携帯のGPS、天気予報、インターネットなどたくさんの身近なものが関係していました。
おもしろコーナーとして、顔出し宇宙服で記念撮影。いつか宇宙に行ける日が来たら、実際に着られる日が来るんでしょうか。そして国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の実物大モデルの中に入ると、気分はまるで宇宙飛行士。日々、私たちの暮らしが豊かになるために実験がすすんでいるんでしょうね。
宇宙というと、宇宙人やSF映画のファンタジーなイメージが先行しがちでした。しかし筑波宇宙センターに行き、研究内容から普段の私たちの生活に深く関わっていることがよく分かりました。この宇宙のなかで地球に似ている星を研究すれば、私たちの生命の神秘に迫ることもできるそうです。
それは、決して映画のなかの話ではなく現実のお話。インターネットや、宇宙から衛星で天気を予想するなんていうのも昔の人からしたら魔法みたいですよね。私たちの未来には、魔法のようなことがまだまだ現実になっていくのかと思うと楽しみな気持ちでいっぱいになりました。
そんなワクワクを胸に、バスでつくば駅に戻ったら横断歩道になんと「ロボット実験区間」の看板が! 恐るべし未来都市つくば。
ドラえもんのような時代が、いつか本当にやってくるかもしれません。山に宇宙にロボットに。原始的なものと、未来的なものが混在しどちらも楽しめるお得な旅になりました。
帰ってから、スペースフードTAKOYAKIを食べてみたのですが予想外の美味しさに驚き!フリーズドライで、さくさくとしたスナック菓子のようです。しかも意外と出汁が効いていてたこも大きめ。これは、食べ物含めどこまでも未来に期待してしまいます。人類の発展を願う素敵なお休みでした。