週末駅弁
「ローストビーフちらし弁当 ブラックペッパー味」
肉厚のローストビーフをさっぱりと和風で
(2015/11/13 14:36)
弁当名 | 「ローストビーフちらし弁当 ブラックペッパー味」 |
---|---|
価格 | 1300円 |
販売駅 | JR東日本 高崎駅 |
購入場所 | 東京駅 駅弁屋「祭」 |
購入日 | 2015年11月13日 |
ご飯の上に牛肉が乗る駅弁は、牛丼風に調理されたものが多いですが、「ローストビーフちらし弁当 ブラックペッパー味」は、ご飯の上にローストビーフが乗る珍しい駅弁です。しかも、製造元は横川駅の「峠の釜めし」で有名な荻野屋です。駅弁でロースビーフがメインという珍しさと、「峠の釜めし」のイメージが強い荻野屋が製造しているという部分に惹かれて購入してみました。
中身は黒コショウを混ぜた白米のうえに錦糸玉子が敷き詰められ、そこに和風のタレで味付けされた6枚のローストビーフと筍、椎茸、刻んだ甘酢生姜、インゲンが添えられています。付け合わせは、昆布煮と甘酢生姜、刻んだニンジンとジャガイモの和風ピクルスです。ローストビーフの赤身の色とインゲンの緑、錦糸玉子の黄色と彩りのある見た目にも美しい駅弁となっています。
実際に食べみると、脂の乗ったローストビーフの柔らかさと、赤身部分のうま味が強く舌に残ります。食べ終わったあとも「あのローストビーフ美味かったな」と思えるほどです。日本人好みに脂身が比較的多いローストビーフですが、ご飯の部分に刻んだ甘酢生姜やインゲンが程よく混ぜてあり、食べ進むとこれらの食材で舌が自然にリセットされ、脂っぽく胃もたれがするといったことはありません。爽やかな感じで食べ進められ、飲み物が欲しくなるような後味も残りません。また、ご飯と一緒に食べることで、混ぜ込まれた黒コショウがローストビーフのうま味をさらに引き出してくれて、自然と箸が進みます。ローストビーフのほかに筍や椎茸などもあるため、食べていて飽きるということはありませんが、食べながら付け合わせの昆布やピクルス、甘酢生姜をつまむと多彩な味が楽しめます。量も大人が1食として食べるのにちょうどいいものになっています。コショウやピクルス、生姜といった子供には食べにくい食材があるため、大人向きの駅弁です。もちろん、ローストビーフは酒の肴にしても抜群の美味しさです。