旅レポ
世界地図の1番左! 西アフリカ・セネガル共和国に行ってきました(その1)
ピンク色に染まる湖「ラック・ローズ」とダカールでの出会い
2017年3月9日 00:00
皆さんは、セネガルと聞いて何かイメージするものはありますか? 私がセネガルに行きたいと思ったきっかけは、ピンク色をした不思議な湖の写真を見て、一瞬で心を奪われたからです。それから調べてみると、日本人向けの情報が少なくて、むしろ、ますます行きたくなり、この1月に西アフリカのセネガル共和国に行ってきました。
まずは、パリ~ダカール・ラリーのゴールとしても知られたセネガル共和国の首都ダカール。そこからクルマで約1時間、ピンク色に染まる通称「ラック・ローズ」こと「レトバ湖」に行ってきました。
日本からセネガルへは、ドバイなどを経由する中東ルートと、パリなどを経由するヨーロッパルートがあり、私はダカールまで通しでチケットを購入できるパリ経由のエールフランス航空で行きました。東京からパリまで約12時間45分、パリからダカールまでは約5時間45分のフライトです。2016年6月から日本国籍の人は3カ月以内の滞在はビザが不要になりました。
ラック・ローズは海水より10倍も塩分濃度が高い塩水湖で、ドナリエラという緑藻が繁殖し、大発生するとピンク色に染まるそうです。
ここは塩の産地でもあります。ヨルダンとイスラエルの国境にある死海のように体がプカプカ浮かびます。
私は1月に行きましたが、赤茶色に濁って見える日が多く……。ラック・ローズが鮮やかなピンク色に染まるのは、よく晴れた日で風が強く吹いていることも必須条件だと地元の方に聞きました。
ベストシーズンは乾期である11月から5月で、特に4月下旬から5月はいちごミルク色になる確率が高まるそうです。
クルマで約1時間、首都ダカールに戻り、いつもの旅のスタイルであてもなく歩いていると、教会の前で現地の子供たちに出会いました。
たくさんの子供たちのなかで、なぜかこの少女がやたら気になり、写真を撮らせてもらいました。
表情がとっても豊かでイタズラなかわいさにすっかり夢中になり、ポートレートを撮る側の面白さを初めて知りました。構図なんて考える余裕もなく、背景のボケ感もどうでもいい。とにかく彼女のあふれる表情を写真に収めたい! そんな気持ちです。
旅こそ、まさに一期一会。たぶんもう2度と会えない、名前も知らない彼女。私のなかで、彼女の現在のとびきりのかわいさと未来の美しさを撮りたい!! と思いました。
言葉が通じないのでボディーランゲージで「変顔しないで、素敵に撮るから。」と伝えて撮った写真でコミュニケーションをとり、撮れたのがこちらの2枚です。画面に入りきらないような笑顔をしてくれました。
澄んだ瞳でまっすぐ視線を向ける彼女、将来どんな女性になるのか楽しみです。
ほんの1時間くらいの出来事でしたが、彼女にポートレイトの面白さを教わるためにセネガルにきたのかな。私にとって忘れられない大切な思い出です。ありがとう。感謝を込めて。