【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

ラガービール発祥の地らしくビールへのこだわりを見せたチェコブース

2015年9月24日~27日 開催

チェコ共和国ブース

 ツーリズムEXPOジャパン2015のチェコ共和国ブースでは、「会場内のビールでは最安らしい」というチェコビールをはじめ、お土産類の販売が中心だったが、人気の観光スポットの案内などが展示されていた。

 チェコと言えば、「世界で一番ビールを飲む」(ブースの担当者)というほど、ビール好き。いわゆるラガー(ピルスナー)が1842年にチェコのピルゼンで生まれ、世界中のラガービールの元祖となったこともあり、「チェコ人にはビールにものすごくこだわりがあるし、誇りもある」と担当者。

お土産といえばやはりチェコビール
チェコワインも用意されていた
チェコのお土産も

 そんなチェコは、中欧の国として、特に西欧からの観光客に人気だというが、日本からの旅行者が減少傾向にあるという。2014年は、日本からの観光客は12万5000人で、前年比で9%減。2015年も、このまま行くと「さらに10%ほど減少するのではないか」と予測する。

 もともと、今年は“海外旅行全体がふるわなかった”ことも影響。その中では健闘している方だとは言うが、特に若者の観光客が減っているのが懸念材料だという。

 チェコは、「見るものはキレイだし、ご飯は美味しいし、ビールも美味しいし、物価も日本の7割ぐらいなので買い物も楽しい」と担当者はアピール。民主化後、警備も強化するなどして、最近は治安も向上。市外電車や地下鉄も比較的安全で、特に首都のプラハでは英語を使う人も増えていて、旅行しやすいと話す。

 日本観光客の減少に対しては、旅行代理店や航空会社とのタイアップによるキャンペーンをさらに拡大するほか、Facebookなどのソーシャルメディアを使って露出を増やしていくことで、チェコの魅力をアピールし、観光客増加に繋げていきたいとしている。

(小山安博)