【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

近畿日本ツーリストのブースは高齢者向け高品質ツアーを紹介

ロボットとスマホを使った翻訳サービスも展示

2015年9月24日~27日 開催

近畿日本ツーリストブース

 近畿日本ツーリストブースでは、各種旅行商品の紹介や案内、クラブツーリズムが販売している高齢者向け高品質ツアーの紹介など、既存旅行商品の紹介を中心とした展示内容となっている。このうち、特に力を入れているのがクラブツーリズムの旅行商品で、1名から参加できるツアーなど、特徴のあるツアーが紹介されている。また、ブース内のステージでは、クラブツーリズムのツアーについて紹介するセミナーも開催されることになっているので、そちらも合わせて楽しみたい。

 また、訪日外国人観光客の増加に対応できるように、スマートフォンやタブレットとロボットを組み合わせた音声翻訳配信サービスも紹介されていた。こちらは、近畿日本ツーリストと、音声認識や音声翻訳を手がけるフュートレックとのコラボレーションで開発しているもの。タブレットやスマホに話しかけることで、中国語などに翻訳し、ロボットから翻訳した音声が流れるという仕組みを実現する。

 月々数万円程度の格安なリース料金で提供したいとしており、コストをかけずに訪日外国人観光客に対応したいと考えている地方の旅館やカプセルホテルなどをターゲットにしているという。まだ開発段階で、2016年春頃にサービス開始を計画しているとのこと。なお、こちらは9月25日のみの展示で、一般公開日となる26日、27日には展示されないが、10月7日より幕張メッセ(千葉市)で開催される「CEATEC JAPAN 2015」での展示も予定しているそうなので、興味のある方はそちらに足を運んでもらいたい。

 このほかには、ウェアラブル端末を利用した「スマートグラスツアー」の体験プログラムも行なわれる。こちらは、ウェアラブル端末を利用して、実際の風景に映像を組み合わせ、過去の建造物などを体感できるというもので、皇居周辺での江戸城や福岡城などで実際に行なわれたツアーの様子を体験できる。こちらは、9月26日午前11日30分より、ブース内ステージで実施される予定だ。

ブース内では、特にクラブツーリズムの高齢者向け高品質ツアーを詳しく紹介している
ブース内ステージでは、クラブツーリズムの旅行商品などを詳しく紹介するセミナーを開催。また、ウェアラブル端末を使った体験プログラムなども実施する予定
グループ会社の近畿日本鉄道の観光情報も展示
日本一の超高層ビル「あべのハルカス」の模型も展示されている
スマートフォンやタブレットとロボットを組み合わせた音声翻訳サービスのデモも行なわれた
スマートフォンに話しかけると、自動で翻訳され、翻訳音声がロボットから再生される
タブレットでも利用可能。増加している訪日外国人観光客へのサービス向上の手助けになるよう開発中という
電子マネー「WAON」カードを利用したスタンプラリーも実施
会場内の端末にタッチするとくじ引きを行なえ、WAONグッズなどをもらえる
(平澤寿康)