【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

「ツーリズムEXPOジャパン2015」のブース展示開始、開会式では国交副大臣が祝辞

9月26日~27日の一般公開に先立ち業界関係者向け展示をスタート

2015年9月24日~27日 開催

 9月24日に開幕した「ツーリズムEXPOジャパン2015」のブース展示や国際観光フォーラムなどの主要イベントが東京ビッグサイトで9月25日にスタートした。9月25日は業界日に設定されており、一般公開は9月26日~27日の2日間行なわれる。

ツーリズムEXPOジャパン2015の会場となる東京ビッグサイト
展示会は東京ビッグサイト東ホールを使用する
ツーリズムEXPOジャパン2015実行委員会 委員長、日本旅行業協会 会長 田川博己氏

 9月25日の開場に先立ち、東京ビッグサイト会議棟で開幕式が行なわれた。開会式では冒頭での国歌斉唱ののち、ツーリズムEXPOジャパン2015実行委員会 委員長で日本旅行業協会 会長の田川博己氏が主催者を代表して挨拶。「ツーリズムEXPOジャパンは昨年(2014年)スタートし、今年はホップ・ステップ・ジャンプの“ステップ”の年。来年(2016年)は大きく飛躍するジャンプになるよう取り組む」と宣言。地域性の強化、海外旅行の新たな進化、ショッピングツーリズムなど新しい連携による産業の裾野の広がり、国際観光フォーラムの充実やASEM(アジア欧州会合)の誘致など一層のグローバル化を、2015年の特徴に挙げた。

「来年はオリンピックイヤーで、リオデジャネイロで次回開催が東京とコールされたあと、どう日本を発信していくか。昨年からのホップ・ステップ・ジャンプは、2016年に向けたカウントダウンでもあると意識してきた。五輪終了後のスポーツ、文化のイベントを通じて、日本文化のブランドを高めていきたい。展示会、商談会、会議、顕彰事業、JAPAN NIGHTにより、(ツーリズムEXPOジャパンが)交流大国実現に繋がると確信している。参加される方はビジネスや情報収集、ネットワーク作りに活用いただくともとに、大いに楽しんでほしい」と述べるとともに、「“世界最大級”から“級”がとれて名実ともに世界最大の旅の祭典となるよう取り組んでいく」とさらなる発展に取り組む姿勢を示した。

国土交通省 副大臣 西村明宏氏

 また、来賓として、国土交通省 副大臣 西村明宏氏と、9月に就任したばかりの国交省 観光庁長官 田村明比古氏が出席。

 国交省 西村副大臣は来賓祝辞として「ツーリズムEXPOジャパン2015が盛大に開催されることをお祝い申し上げる。ツーリズムEXPOジャパンはベルリン、ロンドンと並ぶ、世界最大規模の旅の祭典。国内、海外、訪日、MICEが一体となり、観光市場が活性化する非常に重要なイベントである」と位置付け、「観光立国実現を目標に、成長戦略の柱として官民一体で取り組んでいる。2年間で約500万人の訪日旅行者が増加し、いまや日本経済の牽引役となっているインバウンドのみならず、国内観光振興や双方向交流も重要であり、ツーリズムEXPOの開催がこれらの促進に繋がると考えている。ツーリズムEXPOジャパン2015の成功と我が国と世界各国の観光交流のさらなる発展を祈念する」と述べた。

左から国土交通省 観光庁長官 田村明比古氏、国土交通省 副大臣 西村明宏氏、日本旅行業協会 会長 田川博己氏、国連世界観光機関(UNWTO) 理事・アジア太平洋部長 スー・ジン氏

 その後、開会式ではテープカットが行なわれた。参列者は次のとおり。

・国土交通省 副大臣 西村明宏氏
・国土交通省 観光庁長官 田村明比古氏
・日本旅行業協会 会長 田川博己氏
・日本政府観光局理事長 松山良一氏
・国連世界観光機関(UNWTO) 理事・アジア太平洋部長 スー・ジン氏
・国際友好団体 PATA CEO マリオ・ハーディー氏
・株式会社ジェーシービー代表取締役兼執行役員社長 浜川一郎氏
・瀬戸内国際芸術祭実行委員会会長、香川県知事 浜田恵造氏
・フィリピン共和国 観光省 次官 ベニート・ベンゾン氏
・マレーシア政府観光局 シニアディレクター ムサ・ユソフ氏
・カンボジア王国 経済産業省 次官 ソー・ビソティー氏
・タイ王国 観光・スポーツ大臣 ゴーブガーン・ワッタナワラーングーン氏
・ブルガリア共和国 観光省 副大臣 イレナ・グェオルグィエバ氏
・リトアニア共和国 経済省 副大臣 ラサ・ノレイキエネ氏
・ミャンマー連邦共和国 ホテル観光省 副大臣 サイ・チョー・オン氏
・ルーマニア 経済産業観光省 次官 ボグダン・パソデリカ氏
・インドネシア共和国 観光省 観光大臣 アリフ・ヤフヤ氏

 トラベル Watchでは、各企業・団体らのブース展示の模様や、一般公開日に行なわれるステージイベントの模様などを随時お伝えする。