【イベントレポート】

【パリ航空ショー2017】フランス マクロン大統領、エアバス A380のデモフライト終了後に航空ショーの会場を離れる

2017年6月19日~25日(現地時間) 開催

エンジンを4基備え、さらに2階建てのボディを持つ大型旅客機「エアバス A380」のデモフライト

 フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で、航空産業の商談/展示会である「パリ航空ショー(International Paris Air Show)2017」が6月19日(現地時間)開幕した。

 このパリ航空ショーに、フランス大統領のエマニュエル・マクロン氏が視察に訪れているのは関連記事(マクロン フランス大統領が、海上自衛隊の哨戒機「P-1」を表敬訪問)でお届けしたとおり。

 マクロン大統領は各展示機や、メーカーや団体が展示のために用意したシャレーを巡り、地元エアバスの2階建て旅客機「A380」がデモフライトを終えたあと会場から専用ヘリコプターで飛び立っていった。

急上昇や大きなバンク角でのデモフライトを行なうエアバス A380型機
エアバス A380型機飛行中に、次のデモフライトのため準備に着くボーイング 737 MAX 9型機
エアバス A380型機が着陸
マクロン大統領登場
専用ヘリコプターで飛び立っていった

 この時刻は15時30分ごろで、「A380」の次のデモフライトはボーイングの新型機「737 MAX 9」。エアバスのライバルとなるボーイングのデモフライトを見ずに会場を離れたことになる。

マクロン大統領が立ち去ったあと、デモフライトを行なうボーイング 737 MAX 9型機

 また、これは後にフランス在住の荒木麻美氏(本誌で、「荒木麻美のパリ生活」を連載中)に聞いて知ったが、この15時30分過ぎに政府系のクルマにほかのクルマが突っ込む事件がパリ市内で起きていたとのこと。そのためか、パリ北駅では数日前より警備が厳しくなり、荷物チェックが新たに加わっていた。

 パリ航空ショーやパリ市内では、今後さまざまなチェックが厳しくなることが予想されるため、時間がかかることを想定したショー見学や観光スケジュールを組むことをお勧めするとともに、セキュリティチェックで疑われるようなものを持ち歩くことは控えるのがよいだろう。