【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016

7400句以上の応募から選ばれた「観光立国川柳コンテスト2016」表彰式

「全国ご当地どんぶり選手権」は2017年1月開催の本戦出場者決定

2016年9月22日~25日 開催

 これまでにも「ブースグランプリ」「観光ポスターコンクール」の表彰式の模様をお伝えしたように、ツーリズムEXPOジャパン2016のステージでは、さまざまなコンテストの表彰式が行なわれている。ここでは、「観光立国川柳コンテスト」と「全国ご当地どんぶり選手権」の表彰式をお伝えする。

「観光立国川柳コンテスト ~1ウィークバカンス2016」表彰式

 日本観光振興協会による「観光立国川柳コンテスト ~1ウィークバカンス2016~」の表彰式。応募総数7454句のなかから選ばれた大賞、準大賞、西木空人賞3名の受賞者が表彰された。

大賞:「車いす 勇気を出して ふたり旅」(大阪府 のんこさん)

大賞:大阪府 のんこさん

準大賞:「降りるたび 土産乗り込む バスの旅」(静岡県 こでまりさん)

準大賞:静岡県 こでまりさん

西木空人賞「旅先が よくわからない 自撮り棒」(千葉県 HATSUKOさん)

西木空人賞:千葉県 HATSUKOさん
選者の西木空人氏

 本コンクール選者 西木空人氏は、自身が普段から選者を務めている時事川柳が政治や経済に対する批評眼を持ったものが多いのに対し、観光立国川柳コンテストは人間とか社会の日々の営みをどんな暖かい眼や、ちょっとわさびの効いたような眼で見る、一種のよいスナップショットを見ているようだと語った。

 大賞を受賞した作品については、「川柳を選ぶときには投稿した方が男性かも女性かも、年齢も住んでいる地域も分からないだけに、受賞者には今日初めてお会いしたが、車いすを扱った大賞作品の作者が実際に車いすを使っている女性だったことには一層心に響くものがあった。一方で勇気を出さなければならない状況の世の中はまだまだだなぁ、との印象も受けた。この句はそんな現状から一歩踏み出し旅に出る感じがよく伝わってきて、大変優れた句だと思いました」と評した。

どんぶり選手権 表彰式

 2017年1月東京ドームで開催される「第8回 全国ご当地どんぶり選手権」の本選出場を賭け、会場で提供されていた絶品どんぶりを来場者が実際に食べ、本選に出場してほしいどんぶりに投票する形で上位9位が決定された。

「とろサーモンといくらの親子丼」、札幌 九兵衛(北海道)
「秩父わらじ豚味噌丼」、秩父駅弁研究会(埼玉県)
「小田原 黒天丼 じねんじょ蕎麦」、箱根 九十九(神奈川県)
「越後漁火 かに海鮮丼」、日本料理 一乃松(福井県)
「三河一色産鰻まぶし丼」、鰻ま屋(愛知県)
「名古屋コーチン親子丼」、名古屋 鳥開(愛知県)
「だいせん☆てんこ盛りA5すき焼丼」、大山山麓観光推進協議会・かば(鳥取県)
「寒ブリ漬け丼(熱めし丼)」、豊後水道かまえ直送活き粋船団(大分県)
「中津からあげ丼」、職人のからあげ 華鳥(大分県)

 本選初出場の3チームは「秩父の食文化を紹介することが地域のためになります。本選でも絶対いい成績を残せるよう頑張ります」(秩父駅弁研究会)、「どんぶりの上の具材はすべて大山の食材を使い鳥取のよさをアピールしました。全国大会ではできるだけ上位を狙っていきたいと思います。」(大山山麓観光推進協議会・かば)、「父親がかつて出した全国第3位を塗り替えられるよう頑張りたいと思います。目指すは1位です」(豊後水道かまえ直送活き粋船団)と本選への意気込みを語った。

秩父駅弁研究会(埼玉県)
大山山麓観光推進協議会・かば(鳥取県)
豊後水道かまえ直送活き粋船団(大分県)