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クオリタ、欧米で開催される音楽祭や野外オペラを鑑賞するツアーを発売

H.I.S.のグループ会社がクラシックファン向けに今夏設定

米国タングルウッドにあるセイジ・オザワホール (C)Steve Rosenthal

 H.I.S.(エイチ・アイ・エス)のグループ企業で高級ツアーを提供するクオリタは、音楽ファン、クラシックファン向けの新プラン全9方面14コースの販売を開始した。

 今回の新プランは「自然」「野外」と音楽鑑賞に着目して設定された、欧米方面のプラン。花火や動物が登場する野外ならではの演出を、自身も風を感じながら鑑賞するオペラなど、普段とは違う雰囲気で楽しめる公演が多々盛り込まれている。

 これらのプランの詳細は新パンフレット「夏・音楽祭2016」に掲載されているほか、同社のWebサイト「音楽鑑賞専門デスク」でも確認できる。

アメリカの避暑地、タングルウッドで高原の風を感じる音楽祭

 欧米での音楽シーズンは9月~6月で、夏の都市部のコンサートホールはオフシーズンに入る。一方で避暑地や保養地などは「音楽祭」のシーズンを迎え、質の高い公演をはしごして鑑賞できることが醍醐味であり、本プランもこれらを目玉にしている。

 ボストンから車で約2時間半、木々に囲まれた緑豊かな避暑地で行なわれる「タングルウッド音楽祭」では、くつろいだ雰囲気のなかでボストン交響楽団など世界的なオーケストラや演奏家の公演を楽しめる。

プラン例

音楽祭の開幕コンサートと白熱のプログラムを鑑賞する6日間

出発日:2016年7月7日
代金:53万円
音楽祭の開幕コンサートのほか、ボストンと縁の深い小澤征爾氏が指揮をする予定の公演を鑑賞。「カルミナ・ブラーナ」なども楽しめる。

映画音楽、一流ソリスト、そして第九で締めくくる7日間

出発日:2016年8月25日
代金:54万5000円
チェリスト、ヨーヨー・マ氏の公演、最終日のベートーヴェン「第九」などを鑑賞するほか、ボストン・ポップス・オーケストラによる映画音楽の演奏も楽しめる。

野外オペラ

 海外で行なわれる野外オペラは、古代ローマ劇場をそのまま使ったり、湖上に舞台を設けたりと、ステージそのものも大きな魅力。さらに花火などを使った野外ならではの演出が加わり、コンサートホールとは違う雰囲気のなかでオペラを堪能できる。

プラン例

イタリア・ヴェローナ野外オペラ「アイーダ」鑑賞の旅 ヴェローナ5日間
ヴェローナ野外劇場 (C)Fondazione ARENA DI VERONA

出発日:2016年7月1日のほか、13の設定日あり
代金:29万8000円~31万5000円
「アイーダ」を野外ステージで鑑賞。凱旋行進曲の場面では象が登場したり、花火が上がったりと、野外ならではの演出を楽しめる。

オーストリア、スイス周遊 ブレゲンツ音楽祭鑑賞の旅8日間
ブレゲンツ音楽祭の様子 (C)Bregenzer Festspiele/Ralph Larmann

出発日:2016年8月1日のほか、4つの設定日あり
代金:49万8000円
オーストリアの西にあるブレゲンツで7月20日~8月21日に開催される音楽祭を鑑賞。湖をステージの一部に取り入れた特設ステージが見どころ。ほかに古都インスブルックやベストシーズンのスイスも周遊する。

モーツァルト生誕260周年

 今年で生誕260周年を迎えるモーツァルトの故郷、オーストリアのザルツブルクで開催される音楽祭を鑑賞する。期間中には数十万人が訪れる世界最大規模の音楽祭で、かつてはカラヤンが指揮をするなど、世界的な一流オーケーストラ、指揮者、演奏者が集まることも魅力だ。

プラン例

ザルツブルク音楽祭7日間
(C)Tourismus Salzburg Gmbh

出発日:2016年8月8日
代金:50万8000円
モーツァルトの代表的作品であるオペラ「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」と、「交響曲第39番/第40番/第41番」を鑑賞する。

(編集部:稲葉隆司)