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日本気象協会、夏休み期間中の天気の傾向を発表

沖縄以外は全国的に雨が多く夏らしくない日が多い

2015年7月10日発表

2015年夏休みの天気傾向

 日本気象協会は、2015年の夏休み期間(7月下旬~8月)の天気傾向に関する情報を7月10日に発表した。

 発表によると、7月下旬から8月上旬にかけて、はじめのうちは全国的に高気圧に覆われて夏らしい日もあるが、次第に本州付近は梅雨前線の影響で曇りや雨の日が増え、あまり夏らしくない日が多くなる。

 8月中旬から下旬は、関東から九州の太平洋側を中心に、晴れる日が多くなるものの、湿度が高い蒸し暑い状態が続くため、大気の状態が不安定になりやすく、晴れた日でもにわか雨や雷雨など天気が急変する可能性がある。気温は平年並み。

 北海道や東北、本州の日本海側の地域は、8月に入っても曇りや雨のぐずついた天気が続く見込み。日中の気温は低めの見込みで、地域によっては、低温や日照不足により“冷夏”となる可能性がある。

 沖縄は、7月下旬から8月にかけて、晴れて暑い日が続くとのこと。気温は平年並みから平年よりも高くなる見込み。

 なお、発表では天気の急変に関する予兆として以下の3つを挙げており、これらの兆候が見られたら、激しい雨や雷雨、ひょうなどを避けるため、安全な屋内へ避難するようにと呼びかけている。

1.黒い雲が見える
2.雷鳴が聞こえる
3.急に冷たい風が吹いてきた

編集部:柴田 進