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近鉄、一般向け初公開となる電気検測車「はかるくん」見学ツアーを5月17日に開催

2015年5月17日開催

電気検測車 モワ24系「はかるくん」。架線や保安装置の検査をする事業用車両

 近鉄は、電気検測車「はかるくん」の車内見学ツアーを5月17日に実施すると発表し、ツアー参加者の募集を開始した。これは、吉野特急50周年、さくらライナー25周年を記念したキャンペーンの一環として実施されるもの。

 このツアーでは、近鉄 吉野駅に集合し、電気検測車「はかるくん」の車内を10分間見学できる。参加者には「はかるくん」を図案にした参加記念トレカと車両概要書をプレゼント。参加費は大阪阿部野橋駅からの往復運賃も含め大人2500円、小児1830円、小学生未満は参加不可。特急を利用する場合は別途特急券の購入が必要。ツアーは10時~15時30分まで12回実施し、各回の募集人員は30名。申し込みは近鉄各駅の営業所で行なえる。

 電気検測車 モワ24系「はかるくん」は、近鉄が2006年に4億4000万円をかけ、2410系を改造して登場した2両1編成の事業用車両。鉄道路線の電気、信号、通信と3つのジャンルを同時に検測して異常がないかチェックできる、鉄道の安全運行には欠かせない車両。最高時速が110km/hのため、普通列車の合間に走行して検測が可能。2両のうち計測機器搭載車は台車を交換することで、標準軌と狭軌の両方に対応できる。なお、車内の一般公開は今回が初となる。

ツアーのタイムテーブル

編集部:柴田 進