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NEXCO各社、指定ICで給油のため一時退出しても連続走行と同料金にする措置

150kmを超えるガソリンスタンド空白区間を解消するため

2016年7月中旬までに実施

通行量が多い道路ではSAにガソリンスタンドが完備されるが、空白地帯もある。写真は新東名「岡崎SA」のガソリンスタンド

 NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)の3社は、高速道路上での燃料切れを防止するため、2017年度までに高速道路上で150kmを超えるガソリンスタンド空白地帯を解消することを目指すと発表した。

 そのために2016年7月中旬までに5つのIC(インターチェンジ)において、社会実験として路外給油サービスを実施する。路外給油サービスは、指定ICから一時退出した場合でも、連続して走行した場合と同じ料金とする料金調整を実施する。ただし、ETCを搭載した車両限定となる。

 路外給油サービス対象のICは以下のとおり。

・磐越自動車道 新津IC (NEXCO東日本)
・東海北陸自動車道 福光IC (NEXCO中日本)
・道東自動車道 十勝清水IC (NEXCO東日本)
・中国自動車道 吉和IC(NEXCO西日本)
・中国自動車道 六日市IC(NEXCO西日本)

 このうち、中国自動車道 吉和ICと六日市ICはすでに2015年4月20日から開始。道東自動車道 十勝清水ICは給油のために一時退出してもETCの有無に関わらず同料金となっている。磐越自動車道 新津ICと東海北陸自動車道 福光ICの2つのICが7月中旬を目途に開始する予定で、開始の際はあらためて告知するという。

 なお、この路外給油サービスの効果を検証しつつ、2017年度は実施ICを拡大するとしている。

(編集部:正田拓也)