ニュース

国交省、石巻市内の渋滞緩和を図る三陸道 石巻女川ICを10月4日開通

2015年8月19日 発表

10月4日に開通する「石巻女川IC」の位置

 国土交通省 仙台河川国道事務所は8月19日、三陸沿岸道路 矢本石巻道路の新たなIC(インターチェンジ)となる「石巻女川IC」を10月4日に開通することを発表した。ICから国道45号、国道398号に接続する「県道石巻女川インター線」も開通する

 “石巻北IC”として事業が進められてきた石巻河南IC~河北IC間に新設されるICで、開通時名称が「石巻女川IC」となることと、国道へアクセスする県道の名称も正式に発表された。

 同ICは石巻/登米/気仙沼医療圏内唯一の第3次救急医療施設で、10月には増築された別棟が開業予定の「石巻赤十字病院」の脇に設立され、従来の道路を通らずに三陸道から直接アクセスできるようになるほか、水産業が回復傾向にある女川町へのアクセスを向上させる。

 また、石巻市内では市街地内交通と高速道路利用交通の混在で、混雑する区間が多数存在しているが、石巻河南ICに集中している三陸道利用者の交通が分散することで市街地の混雑を緩和。さらに、同市の新しい産業・経済拠点として位置付けられている産業団地「石巻トゥモロービジネスタウン」と最短経路で直結することによる今後の企業誘致促進も期待される効果として挙げられている。

石巻市街地の渋滞緩和が期待される

(編集部:多和田新也)