羽田空港、日本人帰国手続きに顔認証ゲートを10月18日に先行導入。事前登録不要

羽田空港の日本人帰国手続きに顔認証ゲートを10月18日導入

　法務省 入国管理局は、羽田空港国際線ターミナルで日本人が入国手続きを行なう際の審査場で、10月18日より顔認証ゲートの先行運用を開始する。日本のIC旅券（パスポート）を所有する日本人帰国者なら、事前の利用登録手続き不要で利用できる。

　顔認証ゲートの導入は、観光立国実現のための取り組みの一環で、日本人の出入国手続きを合理化し、入国審査官をより多く外国人の審査に充てることで円滑化を図ることを目的とするもの。まずは羽田空港の日本人帰国手続きに3台を導入。今後、他空港へも導入を進める。

　ICパスポートのICチップに埋め込まれた顔の画像と、顔認証ゲートのカメラで撮影した顔の画像を照合して本人確認を行なう。利用条件は、ICパスポートを所有していることのほか、機械を一人で操作できること、身長が135cm以上であることが挙げられている。

　ゲートでの撮影の際、画像の照合を妨げないよう帽子/サングラス/マスクを取り外すよう呼びかけている。なんらかの原因で画像の照合による本人確認ができない場合は、審査ブースで帰国手続きを行なう必要がある。なお、顔認証ゲート使用時は入国審査官からスタンプ（証印）を受ける必要はない。