ニュース

ANA、セントレア~宮古島の初便は満席に

直行便の就航で5時間から2時間30分に短縮

2017年6月17日 就航

ANAは6月17日、セントレア~宮古線を就航した

 ANA(全日本空輸)は6月17日、セントレア(中部国際空港)~宮古空港(宮古島)線を就航した。セントレアの8番ゲート前では、初便のANA725便の出発前に就航セレモニーが開催された。

 セントレア~宮古線は1日1往復で、6月17日から10月28日までの季節運航となる。これまでセントレアから宮古島へは那覇経由で約5時間かかっていたが、この直行便で約2時間30分と大幅に時間が短縮される。

 機材は、ボーイング 737-800型機(JA77AN)を使用。初便は満席となった。運航スケジュールは以下のとおり。

ANAのセントレア~宮古線の運航スケジュール

ANA725便:セントレア(11時40分)発~宮古(14時20分)着
ANA726便:宮古(15時00分)発~セントレア(17時20分)着

全日本空輸株式会社 執行役員 中部支社長 丹治康夫氏

 セレモニーの主催者として挨拶をしたANA 執行役員 中部支社長 丹治康夫氏は、新規路線就航について感謝の言葉を述べるとともに「今年の10月1日に45周年を迎える那覇線、2018年1月8日に5周年を迎える石垣線、そして宮古線の沖縄方面の路線である主要3路線が直行で行けるようになった。離島の那覇~宮古線、石垣~宮古線、那覇~石垣線と充実したネットワークを持っていますので離島巡りも楽しんでいただける」とコメント。すでに多くの人から通年運航を望む声があることを伝え「できるだけ早く通年運航のよいお知らせができるようにしていきたい」と意気込みを語った。

国土交通省 大阪航空局 中部空港事務所 中部国際空港長 船山利英氏

 続けて、国土交通省 大阪航空局 中部空港事務所 中部国際空港長 船山利英氏は、セントレア(中部地区)と宮古島は、トライアスロンが開催されているという共通点を紹介した。「トライアスロンの大会を成功させている両地域には、心の温かい方がいることは間違いないと思っている。これから宮古島へ向かう皆さまには、美しい海と、美味しい料理と、温かい人々のおもてなしを味わっていただけることと思います。皆さまのフライトの安全は、コックピットクルーとCAの皆さん、我々航空局の職員である航空管制官がしっかりと守ってまいりますので、これから2時間30分の旅を安心して楽しんでほしい」と続けた。

中部国際空港 代表取締役社長の友添雅直氏
宮古島観光PR 第43代ミス宮古島サンゴの根間沙弥香氏

 中部国際空港 代表取締役社長の友添雅直氏は、「空港は路線を敷いてもお客さまが乗らないと路線が続かない。今日は満席ということで、皆さんには今回経験された宮古島の経験をいろんな方にお伝えしていただければなと思っている。私自身も宮古島には行ったことがなかった。直行便がなかったので自然と足が遠のいてしまっていたが、今回宮古島に直行便ができたことは素晴らしいことだと思う。直行便を大切にして、空港としても頑張りますので、これが冬にも、来年の夏にも続くようにしていければなと思う」宮古線への期待を込めて挨拶を終えた。

 また、宮古島観光PR 第43代ミス宮古島サンゴの根間沙弥香氏は喜びの挨拶とともに、真っ白な砂浜が7km続く与那覇前浜ビーチや、日本で一番長い橋の伊良部大橋、宮古島トライアスロンなどお勧めのイベントや観光地をPRした。

 そのあとは、三線の演奏やテープカットが行なわれセレモニーは終了。搭乗の際には、手ぬぐいなどの記念品がプレゼントされた。乗客166名(+幼児4名)を乗せたANA725便は11時45分にプッシュバックを開始、12時08分に宮古島へ向かって飛び立った。

左からセントレアフレンズの謎の旅人フー、全日本空輸株式会社 中部空港支店長 菊池裕司氏、全日本空輸株式会社 執行役員 中部支社長 丹治康夫氏、国土交通省 大阪航空局 中部空港事務所 中部国際空港長 船山利英氏、中部国際空港 代表取締役社長の友添雅直氏、宮古島観光PR 第43代ミス宮古島サンゴの根間沙弥香氏
三線の演奏
テープカットの様子
搭乗口でのお見送りの様子
かわいらしいモップアート
横断幕を持って見送りをするANAスタッフ
12時08分に宮古島へ向かって飛び立った