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ジェットスター、成田~上海線を就航。「ジェッ太」も中国服姿で登場

日本のLCCでは唯一の路線。週4便で運航

2017年6月2日 就航

ジェットスター・ジャパンは成田~浦東(上海)線を就航した

 ジェットスター・ジャパンは6月2日、成田~浦東(上海)線を就航した。

 成田からの初便となる22時15分発のGK35便では、ジェットスター・ジャパンのマスコットキャラクター「ジェッ太」が中国服姿で登場してグリーティングを行ない、同社スタッフらが乗客に記念品をプレゼントした。

152番ゲートに現われたジェットスター・ジャパンのマスコットキャラクター「ジェッ太」

ジェットスター・ジャパンの成田国際空港~上海浦東国際空港線

GK35便:成田(22時15分)発~上海(翌00時40分)着 ※6月2日~10月27日、月・水・金・日曜運航
GK36便:上海(02時05分)発~成田(06時10分)着 ※6月3日~10月28日、月・火・木・土曜運航

 ジェットスター・ジャパンにとって上海は香港、台北、マニラに続く4番目の国際線就航地で、中国本土への初めての定期便就航となる。成田~上海線は1月に就航を予定していたが、計画発表後に上海浦東国際空港が混雑悪化を理由に新規就航を制限し、6月に延期されていた。使用機材はエアバス A320型機で、週4便運航される。

「ジェッ太」は中国服姿でグリーティング

 GK35便が出発する152番ゲートでは、ジェットスター・ジャパン CEOのジェリー・ターナー氏や取締役 常務執行役員の藤岡秀多(ひでかず)氏、ジェッ太が乗客に記念品を手渡した。記念品は搭乗証明書、ロゴ入りのタグ、ノート、そしてクリップ型のスマホレンズセット。乗客はジェッ太とハイタッチをしたり写真を撮ったりしながら記念品を受け取り、GK35便に搭乗していった。

 ジェリー・ターナー氏や藤岡秀多氏らがランプに降りて見送るなか、GK35便は163人(幼児1人含む)の乗客を乗せ、定刻より5分早い22時10分にプッシュバックを開始。22時23分にB滑走路から上海へ飛び立っていった。

GK35便の乗客に記念品が手渡された
エアバス A320型機に搭乗開始
ジェットスター・ジャパン株式会社 CEO ジェリー・ターナー氏(右)やジェットスター・ジャパン株式会社 取締役 常務執行役員 藤岡秀多(ひでかず)氏(左)らがランプに降りてGK35便をお見送り
搭乗が完了し、パッセンジャーステップを移動。ターナー氏も移動を手伝う。ちなみにターナー氏は元カンタス航空の整備士
いよいよ出発
GK35便は22時10分にプッシュバックを開始。22時23分にB滑走路から上海へ飛び立っていった

 ジェリー・ターナー氏と藤岡秀多氏は囲み取材に応じ、この成田~上海線は向こう3カ月満席に近い予約状況にあると説明。日本人と中国人の比率は中国人のほうが高いとのこと。日本のLCCとして初めての路線でもあり、ニーズは高いので、よいサービスを提供し、よい評価を得て、現在の週4便から早い時期のデイリー化を目指していきたいとした。

 中国本土のそのほかの都市への就航については、「エアバス A320型機で届く範囲の都市は常に研究を続けている」(ターナー氏)と応え、将来的には新型機の導入などにより中国に限らずあらたな都市への就航も検討できるのではと話した。

「成田空港の第3ターミナルは時間帯によってはかなり混雑するケースもあるが」という問いには、「非常にニーズがある、成功していることを示している」(ターナー氏)とし、NAA(成田国際空港株式会社)ともよいコミュニケーションを重ねられているので、成田空港のさらなる発展に寄与していきたいと語った。

 最後にジェリー・ターナー氏は、「今回の上海への就航をうれしく思っています。成田において、そして日本においてもジェットスター・ジャパンは最大規模のLCCです。今後は国際線もどんどん増やしていきます。魅力あるプロダクトを、魅力ある価格で提供していきますので、これからもよろしくお願いします」と締めくくった。

GK35便の乗客に配られた記念品
搭乗証明書
ノート
スマホレンズセット
クリップ型で簡単に装着できる
客室内など限られたスペースでの撮影に便利な広角レンズ、接写ができるマクロレンズ、魚眼レンズのセット