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LEGOLAND(R) Japanを一足早く体験、あれもこれもブロック! 歩き回って“発見”が楽しい

名古屋に4月1日開業の新テーマパーク

2017年4月1日 開業

LEGOLAND(R) Japanはレゴ(R)の世界が広がっている

 4月1日、名古屋に新たな屋外型キッズテーマパークが誕生する。その名も「LEGOLAND(R) Japan」。そう、あの組み立てブロックでおなじみのレゴ(R)をモチーフにした大型テーマパークで、日本ではもちろん初めて、世界でも7カ国8カ所目の開業となる。メインターゲットは2~12歳の子供とその家族だが、レゴ(R)で遊んだことのある広い世代が楽しめることは間違いない。

 場所は名古屋市の金城ふ頭。名古屋臨海高速鉄道 金城ふ頭駅が最寄りとなる。2010年頃から準備を始め、2015年より建設を開始、それから2年かけて完成を迎えた。同地域一帯の開発事業ではほかにショッピングモールの「Maker's Pier(メイカーズピア)」などが参入しており、こちらは3月30日にオープンと、ほぼ同時期に相次いで新施設が生まれる。今回は開業に先がけてLEGOLAND(R) Japanが報道公開されたので、レポートする。

料金表

1DAY パスポート:5300円(3歳~12歳)、6900円(13歳~)
年間パスポート:1万3300円(3歳~12歳)、1万7300円(13歳~)

見慣れたあの雰囲気の入口

 LEGOLAND(R) Japanには、電車とクルマのどちらでもアクセス可能だ。金城ふ頭駅からは案内表示にしたがって徒歩5分ほど、クルマなら駅のほぼ目の前にある5000台収容可能な有料駐車場を利用すれば、歩いて3、4分ほどで到着。Maker's Pierを通り抜け、巨大な入口にたどり着くと、そこからすでに見慣れたあのレゴ(R)の雰囲気そのもの。敷地面積は9.3ヘクタール、東京ドーム2.5個相当の敷地内に、100%レゴ(R)の世界が広がっているのだ。

巨大なロゴが掲げられている入口。すでにこの時点で周囲のデザイン、演出が目を引く
広大なチケット売り場
ロボットがお出迎え
入ってすぐにカラフルなレゴ(R)の世界が広がっている

 敷地内は大きく分けて7つのエリアに分かれている。日本各地の名所をレゴ(R)でミニチュア化した「ミニランド」を中心に、「ファクトリー」「ブリックトピア」「アドベンチャー」「レゴ(R)・シティ」「ナイト・キングダム」「パイレーツ・ショア」というテーマの異なる建物やアトラクション群が囲むように配置されている。

 各エリアの詳細はのちほど写真でご確認いただきたいが、あちこちにあるオブジェやキャラクターは多くが本物のレゴ(R)で作られており、使用されたブロックは全部で1700万個、ブロックではないレゴ(R)のキャラも1万モデル配置されているという。

 しかもそれらが無造作に置かれているのではなく、まるで今にも動き出しそうなほどに生き生きとしている。要所ではそのキャラの声が(スピーカーで)再生され、ストーリーが分かるようになっていたり、声が聞こえなくてもその姿を見て背景にどんなドラマがあるのか想像したくなったりする。ブロックで作られたオブジェがどんな構造になっているのか近づいて眺めてみるのもいい。

最初から圧倒される、すべてブロックでできた巨体ドラゴン
極彩色のゾウとサルもブロックから作られている

 キッズ向けということもあり、激しい動きのあるアトラクションは少ないが、全体で40種類以上のアトラクションと、12カ所のレストラン・フードスタンドがある。ショップは各エリアにまんべんなく計12カ所あり、エリアごとのテーマやアトラクションのイメージに沿ったレゴ(R)などのアイテムが販売されている。また、レゴ(R)そのもので遊べる場所も多数設けられていて、時間を忘れて1日中過ごすことができそうだ。

ロボットが運んでいるのはソフトな大サイズのブロック。手に取って遊べる

 将来的にはエリアの拡張も検討されているとのことだが、立ち止まってじっくり見たくなるポイントがあまりにも多く、混雑するであろうなかを子供連れで歩き回ることを考えれば、1日や2日では到底遊び尽くせない。しかし、アトラクションを怖がる小さい子供がいる家庭でも、ブロック遊びが好きであれば十分に行く価値はある。むしろ昔レゴ(R)で遊んだ大人たちが子供そっちのけで夢中になってしまう可能性が高いので、(親も子も)迷子には注意したいものだ。

遠くからでも目立つ、高さ約60mの「オブザベーション・タワー」
内部は外側に向かって座る。ゆっくり回転しながら上昇し、座ったままなら写真も自由に撮影できる
タワーから東側の眺め。伊勢湾岸自動車道のランプから名港中央大橋まで見える
西側の眺め。テーマパーク全体を俯瞰でき、ポートメッセなごやの特徴的なドーム形状もはっきり分かる

日本の名所などが精巧にミニチュア化された「ミニランド」

「ミニランド」の全景
22万5000個ものブロックが使われているという名古屋城
名古屋市科学館など
観客1人1人まで作り込まれたナゴヤドーム
東京スカイツリー
東京タワーと東京駅
都庁に新幹線
京都の神社仏閣と富士山。名所がぎゅっと凝縮されているため、風景としてはカオスな状況ではある
札幌市時計台
なぜか富士山の麓で開催されているスキージャンプ大会
登別の温泉
大阪の道頓堀
奈良の五重塔と街並み
南極観測船ふじと、さまざまな船

小さな子供も思いっきり遊べる「ファクトリー」と「ブリックトピア」

テーマパークに入ってすぐの「ファクトリー」エリア
このエリアの目玉の1つ、「レゴ(R)・ファクトリー・ツアー」。ブロックの製造工程を見学できる。今回は残念ながら稼働しているところ見ることはできなかった
メリーゴーランドの「ブリック・パーティ」。身長130cmまでなら(小さい子供は付き添いして)誰でも乗れる
小さい子供が安全に遊べる「デュプロ(R)・バレー」
すべり台などの遊具に加え、汽車を模した乗り物「デュプロ(R)・エクスプレス」もある
ここでもブロックを好きに使って組み立てられる
反時計回りに歩くと「ファクトリー」エリアの次に現われる「ブリックトピア」
一番の注目はこの「ビルド・アンド・テスト」だろう
好きなように建物を組み立てて、手前のボタンを押すと地震を起こしたかのように揺らすことができる。揺らしても崩れないよう丈夫に作れるか、何度もトライしてみよう
クルマを作ったら、急坂を走らせて壊れないか確認
ボールプールならぬレゴ(R)プール。壁一面にブロックを貼り付けるように組み立てていける
仮想的に魚を作って泳がせられる「Water Zone」
画面をタッチ操作して魚を組み立てていく
色も細かく指定できる
作り終わったら目の前にある大画面の“水槽”で泳がせることが可能
一口アイスの「ピノ」とコラボしたコーヒーカップ風の乗り物「イマジネーション・セレブレーション」
ロープを引っ張ることで上昇する「キャット・クラウド・バスターズ」
「レゴ(R)・ニンジャゴー・ライブ」。プロジェクションマッピングを多用した次世代の人形劇を堪能できる
3mはあろうかというブロックでできたオブジェと噴水
パーク内では最も大きいショップ「ビッグ・ショップ」
販売数制限のある限定商品も用意。出入り口近くにあるショップなので、帰り際に寄るのがお勧め
フライドチキンやハンバーガーなどが食べられる「チキン・ダイナー」

巨大ファラオや大ダコが見どころの、遺跡を巡る「アドベンチャー」エリア

“遺跡”がテーマの1つとなっている「アドベンチャー」エリア
遺跡前の広々とした空間で、冒険者らしきキャラたちが向かう先は!?
ブロックでできたものとしてはパーク内で最も高さのあるファラオ像
クルマに乗り込んで古代遺跡の中を探検する「ロスト・キングダム・アドベンチャー」
たいまつまでブロックでできている
ブロックで遊べる「シークレット・チャンバー・オブ・アムセトラ」。お墓の中は宝の山!?
自由に遊べる場所のため、黄金と宝石のブロックは分解もできてしまうが、できるだけこのままにしておきたくなる
5mの高さまで上昇し、落下する「ビートル・バウンス」
大量のボールを空気圧で吸ったり、飛ばしたりして遊べる「ファラオ・リベンジ」
飛行機に乗って旋回しまくる「カーゴ・エース」
突如出現した大ダコ。キャラが捕まっている
近くでその造形を堪能したくなるが、遠くから眺めると、実は離れたところにある潜水艇も襲っていることが分かる
潜水艇で水中遺跡を巡る「サブマリン・アドベンチャー」
ここの待ち行列の間ではレゴ(R)で遊べる場所も
潜水艇に乗り込む
中は10人以上が余裕で座れる広さ
水中にいる生き物の解説付き
ガラスの向こう側は水中。ゆっくり進みながら遺跡やレゴ(R)のキャラが探検しているところを観察できる
本物の魚以外に、ブロックでできた魚もいる
海の守り神ポセイドンだろうか
冒険の後のスペースでは海の生き物を観察できる水槽が設置されている
ジェットスキーで水しぶきを上げながら走る「スクイッド・サーファー」
同エリアのショップ「アーティファクト・ショップ」。大きなラクダが休憩している

街の喧騒が聞こえてきそうな「レゴ(R)・シティ」

現代的な街並みの「レゴ(R)・シティ」
いきなり消火栓を噴出させている場面にでくわす
もちろんこれもブロックで組み立てられている
飛行機を操作して上昇・下降させながら旋回する「シティ・エアポート」
流れるプールのようなコースでボートを操縦できる「コースト・ガード・エイチキュー」。船を模した遊具で遊べる「ザ・ワーフ」が併設
「ドライビング・スクール」と「ジュニア・ドライビング・スクール」
3~5歳の子供向けの「ジュニア・ドライビング・スクール」は、シンプルなトラック
6~13歳向けの「ドライビング・スクール」は、教習所のようなコースで、電動カートを操縦し、自由に走ることができる。左側通行は守ろう
キャラたちの愉快な姿や、地球規模の行き先案内板も
6台ある消防車で消火活動を競える「レスキュー・アカデミー」
大人と子供が一緒に消防車に乗り込み……
大人が一生懸命レバーを上げ下げして消防車を進ませる
現場に到着したら子供はウォーターガンで火災が起きている箇所に狙いをつけ、大人はまたレバーを上げ下げして水を送る
最初は火の手が見える
消化できると絵柄が変わる。再び消防車に乗り込み、またレバー操作して元の位置に戻る
わるいやつらを捕まえておく「ポリス・ビルディング・エクスペリエンス」
内部はブロックで遊べる部屋となっている
しかしふと横に視線を移すと、そこにはわるいやつらを閉じ込めておく牢屋が
牢屋のなかではわるいやつらが脱獄しようとしていたりする
500席の映画館「パレス・シネマ」。“4Dムービー”の体感視聴が可能とのこと
シネマの前では女優がファンに囲まれている
ムービーのチケットを販売している雰囲気のイラスト
ドライビング・スクール前のロータリーにある噴水風のオブジェ
赤ちゃん連れの家族
ボールで遊ぶ動物たちを追いかけているようだ
愛を歌い上げている?
スポーツカーを走らせていたおばあちゃんに交通違反切符を切ろうとしている警察官
レゴ(R)フレンズなどのクッズが販売されている、女の子向けの「ハートレイク・ショップ」
PS(プレイステーション)用LEGO(R)スター・ウォーズも販売している「スタジオ・ストア」
ビーフ100%のハンバーガーなどが買える「ブリック・ハウス・バーガー」
ワイルドに暴走しているキャラがいれば、シークレットサービスが脇に控える人気アーティストらしきキャラも

絶叫ジェットコースターの「ナイト・キングダム」と水遊びの「パイレーツ・ショア」

偉容を誇る城に圧倒される「ナイト・キングダム」
130~194cmまでなら乗れるジェットコースター「ザ・ドラゴン」
90~130cmまでの子供が乗れる小型ジェットコースター「ドラゴン・アプレンティス」
ペダルをこぐと上昇する「マーリン・フライング・マシーン」
小さな坂道を上り下りしているかのように走る「マーリン・チャレンジ」
サボって居眠りしている門番
遠吠えするオオカミも発見
ドラゴンのぬいぐるみ、ソフトな素材の剣や盾などを売っている「キング・マーケット」
海賊たちの戦いがテーマの「パイレーツ・ショア」
海賊船に乗ってウォーターガンで戦う「スプラッシュ・バトル」
まわりから船に向かって攻撃することもできる
こちらの動かない海賊船にもウォーターガンが装備
回転しながらスライドするように動く「アンカー・アウェイ」
見ているだけで船酔いしてしまいそう
大きなすべり台のある「キャスタウェイ・キャンプ」

本格肉料理が堪能できるレストラン、ポテトのカタチもこだわり

ナイト・キングダムの「ナイト・テーブル・レストラン」
レストラン入口の様子
店内はややシックな落ち着いた雰囲気
子供が料理を取りやすい低いカウンターもある
店内にもレゴ(R)でできたキャラ
テラス席も豊富に用意
室内のテーブルは紋章が描かれたカラフルなもの
ナイト・テーブル・レストランで提供している「ローストビーフ グレビーソース」(1700円)
レゴ(R)・シティ内の「マリーナ・スナック・シャック」で提供している、左からチリドッグ(550円)、チーズドッグ(550円)、ホットドッグ(500円)
アドベンチャー内の「オアシス・スナック」で提供している「LEGO(R) ポテト」。ブロックの形をしている
ほかもデザートなどの用意もある
ペーパースタンドがブロックで作られているなど、気の利いた演出も

そのほかの施設も世界観を統一

ナイト・キングダムのこの右側にあるトイレに入ってみた
トイレの中もやはりレゴ(R)仕様
おむつ交換台、使用済みおむつ入れが装備。洗面台だけでなく、ハンドドライヤーも子供の高さに合わせたものがある
ベンチにはLEGOLAND(R) Japanのロゴが刻まれていた