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JR東日本と東北観光推進機構、外観や設備を統一した観光案内所を約40駅に整備予定
無料Wi-Fi整備とJNTO認定外国人観光案内所を目指す
2017年2月21日 20:18
- 2017年2月21日 発表
JR東日本(東日本旅客鉄道)は2月21日、東北観光推進機構が国土交通大臣認定を受けた広域観光周遊ルート形成計画「日本の奥の院・東北探訪ルート」事業と連携して、観光案内所の整備と標準化を推進すると発表した。観光案内所はルート内や新幹線の約40駅程度の設置を検討する。
整備予定駅は「日本の奥の院・東北探訪ルート」の16の広域観光拠点地区の主な駅が約20駅と、それ以外の東北エリアの新幹線停車駅の約20駅で、合計約40駅。
観光案内書の外観は、東北全体が共通してプロモーションに使用している「Treasureland TOHOKU-JAPAN」マーク(フェニックスマーク)をモチーフとした統一ロゴマークを掲出、名称を「Tourist Information Center △△City △△市観光案内所」などとして、統一感のある看板を掲出。観光案内所であることを4言語(英語、中国語繁体字、中国語簡体字、韓国語)で表示、サービス内容をピクトグラムで表示。さらに、JNTO(日本政府観光局)の認定を受けた場合は「認定案内所シンボルマーク」を掲出する。
サービス内容としては、日本語と英語対応ができる案内カウンターを設け、無料のWi-Fi、案内用タブレット端末・PC等の設置、多言語での観光案内・パンフレットなどの配布を行なう。案内カウンターは「常駐でなくとも何らかの方法で英語対応可能」という「JNTO認定外国人観光案内所」の「カテゴリー1」以上とし、未認定の場合は認定を目指す方針。
また、東北観光推進機構に協力、駅構内の観光案内所だけでなく、ほかの観光案内所と連携、東北の観光案内所のネットワーク化をはかるほか、東北観光推進機構からは多言語広域パンプレットの提供や、多言語電話通訳サービス、多言語周遊案内システム「Deep North Japan Concierge」の提供を受けるという。
標準化した観光案内所はまず、3月6日にリニューアルオープンする秋田駅の「秋田市観光案内所」を最初とし、8月末に郡山市観光案内所。そのあとは、関係自治体などから協力を受けながら整備と標準化を進めていくという。
秋田市観光案内所(秋田駅) 3月6日リニューアル予定
営業時間:4~10月 9時~19時、11~3月 9時~18時
場所:秋田駅構内 改札前 待合ラウンジ併設
サービス内容:案内カウンター(日本語/英語)、無料Wi-Fiの整備、案内用タブレット端末・PCなどの設置、多言語での観光案内・パンフレットの配布、
JNTO認定:カテゴリー2(少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐。広域の案内を提供)