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四季折々の富士山を楽しめる東名高速 富士川SA(EXPASA富士川)の大観覧車「Fuji Sky View」を事前体験
2月23日開業、オープン直後の乗車には2月18日12時から配布の整理券が必要
2017年2月17日 19:54
- 2017年2月17日 公開
- 2017年2月23日 開業
NEXCO中日本(中日本高速道路)は2月17日、東名高速道路「EXPASA富士川(上り)」に建設中の大観覧車「Fuji Sky View(フジスカイビュー)」および、ゴンドラ内で飲食可能な軽食を販売する「Café de mori-kun STAND(カフェ・ド・モリクン・スタンド)」を報道関係者に公開した。
同施設はNEXCO中日本 東京支社、中日本エクシス 静岡支店、アミューズメント施設の建設などを手掛ける泉陽興業の手によるもので、富士山にちなんだ2月23日の13時にオープンする予定。なお、混雑を避けるためオープン直後の乗車には事前に配布される整理券が必要。整理券所持者が終了次第、通常の受付となる。なお、整理券は2月18日12時から配布される(予定数配布次第終了)。
試乗会に先立ちNEXCO中日本 東京支店 副支社長 荒井信義氏が挨拶。今回の観覧車設置は2012年に富士市からの設置計画を受けスタートしたもので、事業主体として泉陽興業を迎え2016年の5月より本格着工、このたび完成の運びとなったと前置き。
ゴンドラは「車いすで乗っていただける。ペットも同伴して乗っていただける。スリルを味わいたい人はシースルーのゴンドラもある」と、工夫をしながら作ってきた。同様に併設されるCafé de mori-kun STANDについても、「富士山を見ながらゆったりと時間を過ごしていただける工夫をしている」と説明した。
続けて消費者の行動が“モノ”消費から“コト”消費に変わってきているなか、「NEXCO中日本においても高速道路のSA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)が、通過点ではなく目的地として親しんでいただけるように工夫を重ねている」と、観覧車建設に至った背景にも言及。「安全、安心、快適な道路空間を提供するとともに、地域への貢献を考えながらいろいろなことを進めている」と締めくくった。
Fuji Sky Viewは高速道路からアクセス可能な観覧車としては、東海北陸自動車道の川島PA、伊勢湾岸自動車道の刈谷PA、神戸淡路鳴門自動車道の淡路SA(順不同)に次ぐ4番目の施設で、東名高速道路としては初めてのもの。
観覧車本体は一般道からEXPASA富士川にアクセス可能な「ぷらっとパーク駐車場」内に建設され、従来からある施設の2階部分にカフェやデッキ、観覧車乗り場などを増床。同時に園地やドッグラン、展望デッキを新設、再整備している。一連の工事は2016年5月に本格着工し、約10カ月をかけ2017年2月に完成。総工費は周辺施設の再整備なども含めて11億円。