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四季折々の富士山を楽しめる東名高速 富士川SA(EXPASA富士川)の大観覧車「Fuji Sky View」を事前体験

2月23日開業、オープン直後の乗車には2月18日12時から配布の整理券が必要

2017年2月17日 公開

2017年2月23日 開業

東名高速道路 EXPASA富士川(上り)に完成したFuji Sky View

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は2月17日、東名高速道路「EXPASA富士川(上り)」に建設中の大観覧車「Fuji Sky View(フジスカイビュー)」および、ゴンドラ内で飲食可能な軽食を販売する「Café de mori-kun STAND(カフェ・ド・モリクン・スタンド)」を報道関係者に公開した。

 同施設はNEXCO中日本 東京支社、中日本エクシス 静岡支店、アミューズメント施設の建設などを手掛ける泉陽興業の手によるもので、富士山にちなんだ2月23日の13時にオープンする予定。なお、混雑を避けるためオープン直後の乗車には事前に配布される整理券が必要。整理券所持者が終了次第、通常の受付となる。なお、整理券は2月18日12時から配布される(予定数配布次第終了)。

一般道からも出入り可能なぷらっとパーク駐車場から見たFuji Sky View
天気がよければ富士山が見える(画像提供:NEXCO中日本)
EXPASA富士川から見たFuji Sky View。手前に園地やドッグランが設けられている
4万5000個のLEDによるイルミネーション。1サイクル15分でさまざまな演出が楽しめる(画像提供:NEXCO中日本)
中日本高速道路株式会社 東京支店 副支社長 荒井信義氏

 試乗会に先立ちNEXCO中日本 東京支店 副支社長 荒井信義氏が挨拶。今回の観覧車設置は2012年に富士市からの設置計画を受けスタートしたもので、事業主体として泉陽興業を迎え2016年の5月より本格着工、このたび完成の運びとなったと前置き。

 ゴンドラは「車いすで乗っていただける。ペットも同伴して乗っていただける。スリルを味わいたい人はシースルーのゴンドラもある」と、工夫をしながら作ってきた。同様に併設されるCafé de mori-kun STANDについても、「富士山を見ながらゆったりと時間を過ごしていただける工夫をしている」と説明した。

 続けて消費者の行動が“モノ”消費から“コト”消費に変わってきているなか、「NEXCO中日本においても高速道路のSA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)が、通過点ではなく目的地として親しんでいただけるように工夫を重ねている」と、観覧車建設に至った背景にも言及。「安全、安心、快適な道路空間を提供するとともに、地域への貢献を考えながらいろいろなことを進めている」と締めくくった。

EXPASA富士川にはオープンを知らせるポスターが貼られている

 Fuji Sky Viewは高速道路からアクセス可能な観覧車としては、東海北陸自動車道の川島PA、伊勢湾岸自動車道の刈谷PA、神戸淡路鳴門自動車道の淡路SA(順不同)に次ぐ4番目の施設で、東名高速道路としては初めてのもの。

 観覧車本体は一般道からEXPASA富士川にアクセス可能な「ぷらっとパーク駐車場」内に建設され、従来からある施設の2階部分にカフェやデッキ、観覧車乗り場などを増床。同時に園地やドッグラン、展望デッキを新設、再整備している。一連の工事は2016年5月に本格着工し、約10カ月をかけ2017年2月に完成。総工費は周辺施設の再整備なども含めて11億円。

Fuji Sky View

高さ:60m
ゴンドラ数:36台(すべて飲食可能、車いす対応)
 シースルーゴンドラ:4台
 ペット対応ゴンドラ:1台
定員:6名(1ゴンドラあたり)
所要時間:約12分
営業時間:10時~21時
イルミネーション:日没~21時
料金:1周700円、2周1000円(いずれも1名あたり)

 なお、観覧車のオープンを記念し、EXPASA富士川の全店舗でグッズプレゼントやクーポン配布などの記念サービスが実施される。期間は2月23日13時から2月26日まで。一部店舗ではオープン記念商品や記念メニューなども用意される。

観覧車新設に伴い増床された2階部分。カフェとデッキが設けられている
デッキから見たFuji Sky ViewとEXPASA富士川に隣接する道の駅「富士川楽座」
デッキには高速道路で活躍するクルマたちの遊具が設置されている
Café de mori-kun STAND。ドリンクのほかワッフルやジェラートなどを販売
Café de mori-kun STANDのメニュー
メニューは単品のほか観覧車チケットとドリンク&ワッフルがセットのお得なメニュー「観覧車セット」(1600円)も。写真は「キャラメル アップル シナモン」ワッフルとドリンク
カフェから観覧車乗り場へのルート
途中にはチケット売り場がある
チケットは自動販売機でも購入可能。観覧車セットもここで購入可能
注意書き
シースルーゴンドラと一般ゴンドラは並ぶ列が異なる
乗り場
ゴンドラは9色×4台の計36台
白いゴンドラがシースルータイプ
シースルータイプのゴンドラ内
シートやフロアも透明
高所恐怖症な人にはツラいかも。ちなみに風速15mを超えると運転中止となる
富士川上流方面の眺め
富士川下流方面の眺め
条件がよければこんなパノラマが楽しめる(画像提供:NEXCO中日本)
一部は開閉が可能
折り畳み可能なテーブルが設置されている
天井には方角が描かれている
普通のゴンドラ
こちらでも十分眺めがよい
ゴンドラ内にはカフェで購入した商品のみ持ち込みが可能
ゴンドラ内に設置されているタブレットで「観覧車ナビ」が楽しめる
富士山ビューポイント。昼景と夜景の切り替えが可能
周辺情報
すべてのゴンドラが車いすで利用できる
車いす乗車時はテーブルを折り畳むことになる
カーペットが敷かれたペットゴンドラは1台のみ
乗車前に記念写真を撮影し降車時に受け取ることができるサービスを実施(1000円)
2月いっぱいと3月の土・日・祝祭日はポップコーンの売店が出店。こちらもゴンドラ内に持ち込み可能
1階の売店では観覧車オリジナル商品を販売