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ピクニックをコンセプトとした新ツアーも登場、沖縄の「レストランバス」を体験
2016年12月16日 16:28
- 2016年12月10日、11日 開催
WILLER TRAVELと角川アップリンクは、沖縄で運行している「レストランバス」に、ピクニックをコンセプトとした新コースを追加し、12月14日に運行を開始した。コース開設を記念して、12月10日と11日に無料体験試乗会を開催したので、その模様を紹介する。
ピクニックをコンセプトとしたツアーを追加
レストランバスは、現在日本に1台しかない厨房付きの2階建てバスで、グルメと観光を楽しめるツアー。これまでに東京、新潟で運行し、沖縄は10月1日から運行、3番目の運行地となる。新しく追加となったスイーツとドリンクが付いたコースが2つ、さらに空港までのアクセスに使う1200円のコースがある。
アフタヌーンピクニック(2000円~)は、青い海の絶景を堪能できるというツアー。那覇空港南側パスプールまたはおもろまち駅前広場から乗車、豊崎美らSUNビーチ、国際通りをバスで巡り、おもろまち駅前広場または那覇空港南側バスプールに戻るコースとなる。
ナイトピクニック(3000円~)は、新たな夜景スポット「福州園」を巡るツアー。那覇空港南側パスプールまたはおもろまち駅前広場から乗車は同じだが、福州園を巡り、国際通りはレストランバスで走るため、注目されながら走ることで「みんなの羨望の的」だとしている。降車はおもろまち駅まえ広場または那覇空港南側バスプールとなる。
これら2つのツアーは那覇市のカフェ「sweets cafe O'CREPE」(那覇市)のレストランバスオリジナルスイーツとコーヒー(または紅茶)が味わえる。
そのほか、「沖縄シャトルピクニック」として那覇空港~おもろまち駅の間を片道1200円のツアーも用意。移動の途中にある「海の見える絶景ポイント」でオープンルーフに切り替わり、沖縄の海風を肌で感じることができる移動となるとしている。こちらは車内で「シークワーサージュース」をはじめ、沖縄ならではのドリンクの提供が行なわれる。
レストランバスに試乗
新たなツアーが追加されたことを記念した試乗会は12月10日と11日に無料で行なわれた。バスは赤いボディにイラストが描かれ、ワクワク感を感じるとともに、沖縄でもとても目立つ。1階には厨房があり、車体中央の乗車口を入るとすぐに2階の客席に上がるための階段が設けられている。
4名席をメインに、一部3名席、2名席も設けられており、座席に後ろには荷物を入れるバスケットも用意。各テーブルにはグラスなどを置けるホルダーが設置されていて、走行中に多少揺れても飲み物が倒れる心配がない。ワイングラスは、ホルダーの切れ込みにグラスの細い部分をはめ込む構造となる。
この日は体験乗車ということでメニューのラインナップはソフトドリンクとスイーツのみだったが、夜のコースではお酒も提供されるとのこと。
バスは国際通り入口の県庁前「県民広場」前からスタート。そこから国道58号に出て、那覇新都心「おもろまち」に向かう。天井は透明アクリル板により空がよく見える。
おもろまちに着くと、天井板をスライドしてオープントップに。より開放感が広がりとても気持ちがいい。この季節、外の風を感じながら走行できるのは沖縄ならではだろう。
バスは一路、国際通りへ。観光客や修学旅行客たちから注目を浴びる。2階席のため目線が高いので、普段、見逃している看板やビルの外装なども目に入り新鮮な気分だ。ゆいレール(沖縄都市モノレール)の線路の直下を走行するのもなかなかできない体験。街路樹の葉っぱも手に届きそうだ。
終点は乗車した時と同じ県民広場前。約1時間のバスツアーだった。普段見ることのできない景色が続き、あっという間の1時間だった。
乗車料金はコースにより変わるが、大人1名1200円からとリーズナブル。ツアー最少催行人数は1名以上。雨天でも催行するが荒天時などは中止になる場合がある。また、貸し切りの対応も行なっているそうなので、団体旅行で利用するのも楽しいだろう。
通常のバスツアーとは一味違ったバスの旅。沖縄での運行は2017年1月31日までの予定だ。空き状況などはWILLER TRAVELのWebサイトで確認できる。