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「とっとりで待っとります」鳥取県へのツアーに1人最大1万円支援するプログラムを観光庁が実施

2017年1月~3月 対象

 観光庁は12月6日、「とっとりで待っとりますキャンペーン」の実施を発表した。2016年10月に発生した鳥取県中部地震による風評被害の影響を排除することが目的で、鳥取県内を宿泊・周遊する旅行者対象のツアーを造成する旅行会社に対して、1人あたり最大1万円の支援を行なう。

 発表された「とっとりで待っとりますキャンペーン」の支援対象は、旅行会社の造成するツアーのうち、期間が2017年1月~3月で、鳥取県内の東部、中部、西部の宿泊エリアと別のエリアの観光施設を1拠点以上周遊することが条件。支援はツアー参加者1人あたり最大1万円で、ツアー費用の2分の1までで、2万円以上のツアーが対象となる。

 また、鳥取応援プログラムは「とっとりで待っとりますキャンペーン」のほか、国内からの旅行者向けにはJATA(日本旅行業協会)やANTA(全国旅行業協会)といった旅行業協会へ鳥取県を含む旅行商品造成の働きかけや、情報発信の支援。外国人旅行者については広域観光周遊ルート「縁(えん)の道~山陰~」を紹介するガイドマップおよびパンフレットを多言語で作成するほか、中国や韓国向けのプロモーション、宿泊や交通などのインバウンド受け入れ環境整備支援を政府の第2次補正予算を活用して重点支援することなどが発表された。

 鳥取県中部地震の発生以降、宿泊キャンセルが相次ぎ、観光庁は直後に「鳥取県では観光施設・旅館ホテルは、ほぼ正常に営業」と発表するなど、官民から支援策が続いている。