ニュース

東武鉄道、2017年夏のSL復活運行の列車名はSL「大樹」

ヘッドマーク公開、記念乗車券も1万セット販売

2016年12月1日から一部施行

(東武鉄道提供)

 東武鉄道は12月1日、2017年夏に復活運行を開始するSLの列車名をSL「大樹」に決定したと発表した。合わせてヘッドマークのデザインも公開した。

 決定した「大樹」は、日光東照宮から連想される「将軍」の別称・尊称と言われていることや、東武鉄道が運営する「東京スカイツリー」を想起させる名称。沿線地域とともに力強く大きく育ってほしいとの思いが込められているという。

書道家の涼風花氏による「大樹」(東武鉄道提供)

 同時に決定したヘッドマークデザインは、徳川家の三つ葉葵をもとに、葵の紋をSL「C11形」の動輪で表現し、「大樹」の文字を重ねた。3つの動輪には運行する日光、鬼怒川温泉、下今市の3つのエリアが連動して回遊性を向上させてほしいという願いが込められている。また、「大樹」の文字は日光観光大使で書道家の涼風花氏によるものとなる。

発表当日は南栗橋SL検修庫にて、ヘッドマークと列車名の発表を行なった(東武鉄道提供)
「大樹」のヘッドマーク(東武鉄道提供)

 また、SL「大樹」の名称発表を記念して記念乗車券を12月4日~2017年1月3日に発売する。「東武鉄道 SL復活運転 SL『大樹』列車名称発表記念乗車券」で、東武鉄道の主要駅55駅と東京ソラマチにある東武グループツーリストプラザで発売する。発売額は1000円。限定数は1万セットとなる。