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NEXCO東日本 北海道支社、道東自動車道の無料措置条件を説明

「道央と道東を結ぶ唯一の道路」を止めないために安全運転を呼びかけ

2016年9月1日 発表

 NEXCO東日本(東日本高速道路)北海道支社は、通行止めの国道38号および国道274号のの代替路となっている道東自動車道について、無料措置の条件をあらためて説明した。

 9月9日現在、無料となるのは、道東道において以下の6つの対象IC(インターチェンジ)が、入口かつ出口となる利用に限定される。

・占冠IC
・トマムIC
・十勝清水IC
・芽室IC
・帯広JCT
・音更帯広IC

 占冠IC~音更帯広IC間を通行しても、占冠IC~音更帯広ICを超えて通行する場合は無料とならず、全区間が有料となる。

 また、無料措置は国道の通行止め解除までとされており、今後、国道の通行止め解除の状況により、無料措置の対象ICが変更となる場合がある。

 さらに、ETC車以外は、入り口で必ず通行券を受け取るよう、注意を呼び掛けている。

道央と道東を結ぶ唯一の道路を止めないよう安全運転を

 代替路となっている道東道は、現在、道央と道東を結ぶ唯一の道路。片側1車線の道路のため、事故が起これば通行止めなど規制がかかり、唯一の道路をふさぐことになってしまう。代替路として活用を開始したあとの9月2日から6日までのトマムIC~十勝清水IC間の通行量は1日平均約1万3800台で、前年の同時期の1日平均約8000台に比べて大幅に増え、重要性が増している。

 そのため、道東道の交通の確保のため、NEXCO東日本 北海道支社では安全運転を呼びかけるチラシの作成や、北海道高速道路交通安全協議会加盟各社に対して文書を発送した。

 呼びかけた安全運転のポイントは、安全速度、車間距離、割り込みをしない、わき見運転をしない、路肩走行をしないの5つ。

 占冠IC~芽室IC間の制限速度は70km/hとなっているが、天候悪化時は50km/hとなることもあり、路肩に表示の速度に注意するよう求めている。さらに、クルマの故障が通行止めや事故につながることもあるとして、タイヤの状態、灯火類など、車の点検や整備についても注意を呼び掛けている。

 また、ガソリン残量についても注意をしてほしいとして、道東道の給油施設は由仁PA(パーキングエリア)にしかないことも案内している。