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NEXCO東日本、通行止めの国道の代替路として道東自動車 占冠IC~芽室ICで無料措置

台風10号の影響で北海道内に通行止め多数

2016年9月1日 発表

 NEXCO東日本(東日本高速道路)と国道交通省北海道開発局は、国道38号および国道274号の通行止めにともない、代替路として9月1日8時から道東自動車の占冠IC(インターチェンジ)~芽室IC間で無料通行措置を実施中。この措置は国道38号および国道274号の通行止めが解除されるまで継続する予定。対象は全車種。125cc以下の車両は通行できないのは通常時と同様。

 無料通行の対象は、道東自動車道において、占冠IC、トマムIC、十勝清水IC、芽室IC、帯広JCT、音更帯広ICの6つのICが入り口または出口となる利用。占冠IC~音更帯広ICを超えて通行する場合は無料とならず通常の通行料となる。

 無料措置の占冠IC~芽室IC間については、通行止めと復旧工事が行なわれたばかり。9月4日の22時~9月5日5時まで路肩の土砂撤去で一時通行止めを行なったほか、今後も安全対策のため、緊急工事を行なう可能性があるとしている。

 また、国道38号および国道274号の通行止めは台風10号によるもの。9月5日13時の時点で国土交通省北海道開発局のWebサイトによれば、北海道の国道で災害による通行止めは以下のとおり。このほか、道道に多数の通行止め区間がある。

・国道38号 空知郡南富良野町字落合~上川郡新得町字新内(19.30km)
・国道39号 清水町南四条~清水町羽帯(5.15km)
・国道273号 河東郡上士幌町三股~上川郡上川町層雲峡 (15.20km)
・国道274号 沙流郡日高町千栄~上川郡清水町清水 (43.80km)

 国道の通行止めは帯広開発建設部管内に集中しており、橋梁落橋、路肩やのり面の崩壊などが原因、いずれも通行止め解除時期は未定。帯広開発建設部では、Webサイトにて管内国道の損傷の様子や迂回路など、通行止めに関する情報を公開している。

 また、北海道内の通行止めの情報は国土交通省北海道開発局の「北海道地区 道路情報」で確認できる