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ブルーインパルス、札幌上空に“さくら”を描く

次回の北海道飛行展示は8月7日開催の「千歳基地航空祭」を予定

2016年7月24日 開催

札幌 丘珠上空を飛ぶ航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」

 航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」は7月24日、陸上自衛隊丘珠駐屯地で開催された「札幌航空ページェント」において、飛行展示を実施した。

 札幌航空ページェントは隔年開催されている航空イベントで、主催は北海道航空協会と北海道スカイスポーツ協会。そのため自衛隊の基地で開催されているイベントではあるものの、民間航空振興の意味合いが強く、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、北海道新聞社、NHK札幌放送局、北海道放送、札幌テレビ放送、北海道文化放送、テレビ北海道といった報道ヘリなどを所有する会社が協力に名を連ねている。

 この札幌航空ページェントは丘珠駐屯地で開催されているため、滑走路を供用する札幌丘珠空港発着の航空機を見ることもでき、丘珠空港を主要空港としているHAC(北海道エアシステム)の定期便の発着もプログラムの一環として紹介されていた。

丘珠空港を主要空港とするHACが所有する3機のSAAB340Bを見ることもできた
丘珠空港を飛び立つHACの航空機

 飛行展示は前述のブルーインパルスのほか、北海道飛行赤十字奉仕団と日本赤十字飛行隊による編隊飛行、レッドブル・エアレースで活躍している室屋義秀選手によるアクロバット飛行、航空自衛隊のF-15J戦闘機やT-4練習機の航過飛行、米空軍のF-16戦闘機による機動飛行など多くのプログラムが用意されていた。

航空自衛隊 T-4練習機
航空自衛隊 F-15J戦闘機
レッドブル・エアレースのパイロットである室屋義秀選手の演技
米海軍の対潜哨戒機P-8A。旅客機であるボーイング 737から派生した機種になる
途中演技の中断はあったものの、およそ30分にわたってアクロバット飛行が行なわれていた
さくらの花びらを描く“サクラ”。大きな拍手が巻き起こっていた

 ブルーインパルスが北海道で演技を行なうのは、旭川駐屯地に続き、2016年シーズンは2度目。今年は3回の来道が予定されており、次回は8月7日開催の「千歳基地航空祭」になる。