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JR西日本公式キャラクター「カンセンジャー」が安全アピールのため博多駅に登場!

「非常停止ボタン告知キャンペーン」を山陽新幹線の主要各駅で実施中

2016年7月24日 実施

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は、山陽新幹線の「ホームにおける鉄道人身傷害事故ゼロ」を目標として掲げ、事故を未然に防ぐために「非常停止ボタン告知キャンペーン」を実施している。この夏、主要各駅において、山陽新幹線公式キャラクター「カンセンジャー」が登場し、非常停止ボタンを実際に押してもらう体験を通じて、啓蒙活動を行なう。7月24日には、博多駅にカンセンジャーが登場し、キャンペーン活動を行なった。

博多駅新幹線改札内コンコースでカンセンジャーがパフォーマンス

非常停止ボタンの模擬装置をディスプレイ

 「非常停止ボタン告知キャンペーン」は、模擬装置を実際に押してもらい、その存在と安全への意識を高めてもらうために開始された。7月24日には博多駅でキャンペーンイベントが行なわれたが、そのほかの主要駅でも実施されるので、近くにお住まいの読者の方はチェックしてほしい。

今後のイベント日程

7月29日:広島駅・連絡こ線橋イベント広場、17時から
7月30日:新山口駅・新幹線改札内コンコース、10時から
8月7日:小倉駅・新幹線改札内コンコース、11時から
8月12日:新神戸駅・新幹線改札口前、11時から
※いずれのイベントも1時間程度を予定

現行の非常停止ボタンがこちら。押すと頭上のランプが点灯していた
こちらは旧型。中央にキーを差し込むタイプのもの
司会より、通行客へイベントのアピール。クリアファイルとウェットティッシュは、今回専用のオリジナルデザインだ
職員による説明を受けて、実際にボタンをプッシュ。と、柱の後方に……
新幹線らしき人影が……
カンセンジャー登場!
変身する前はJR西日本の車掌「ニシタビト」という設定

 博多駅の新幹線改札内コンコースには、非常停止ボタンの模擬装置が展示され、JR西日本のスタッフもスタンバイ。11時をまわり、司会よりイベント開始の挨拶とともにイベントがスタート。非常停止ボタンについての説明があり、ホームへ向かう乗客が足をとめてアナウンスに聴き入る。

 ほどなくしてカンセンジャーが登場し、これから新幹線に乗る前の子供たちが集まってきた。カンセンジャーは、非常ボタン体験と記念撮影に応じ、新幹線の安全をアピール。

 参加者プレゼントとして、オリジナルデザインの折り紙が用意されていた。この折り紙はJR西日本を走る500系、700系レールスター、N700系みずほ、そしてドクターイエローの4種類。それぞれにデザイン違いのステッカーも封入されており、新幹線に興味のある子供たちにはうれしいプレゼントとなった。

子供たちと握手
優しく手を振るが、泣いてしまう子も多かった。ションボリとするカンセンジャーの姿も
子供たちと非常停止ボタンをプッシュ!
500系新幹線は、現在こだま運用されているので、カンセンジャーの胸部パーツにも「こだま:博多」の文字が
背中にはパンタグラフの意匠

 非常停止ボタンは、ホーム上に50mおきに設置されている。ちょうど新幹線2両分の間隔だ。目印として柱には赤と白のストライプがデザインされているので、覚えておくとよいだろう。

非常停止ボタンは赤と白のストライプが目印
一部のスタッフは、カンセンジャーがデザインされたシャツを着用
今回の参加者に配られたオリジナル新幹線折り紙。一つずつ、スタッフによる手書きのメッセージが入っていた。
折り紙は、バージョン違いで4種類用意されていた。500系、N700系みずほ・さくら、700系レールスター、923系ドクターイエローと、コンプリートしたくなるラインアップ

AEDの体験会も同時開催

AEDの体験会場は非常停止ボタン告知会場の隣

 イベント会場のすぐ隣では、AED(自動体外式除細動器)の実演も行なわれていた。軽量コンパクト化が進み、音声ガイドによる簡単な操作方法が主流となっている最新のAEDを、実際に触れて操作してみるという、貴重な体験会場となっていた。

電源ユニットと電極パッドからなるパーツ構成
ダミー人形に、電極パッドを貼り付ける
音声アナウンスが流れるので、正常に接続されている状態で「3」を押せば、電気ショックが発生する
AEDが設置されている場所は、職員がいる窓口が多く、看板が表示されている。お土産店にも設置されているところもあるので、もしものときはお店に訪ねてみるのもアリだ

 AEDの取り扱い方法はシンプルだが、日頃触れる機会が少ない。しかし、このようなイベントで一度体験しておくと、イザというときにスムーズに電気ショックを扱うことができるので、気軽に体験しておくことをお勧めする。